チーム・ジャパンがアフリカ入り!
19日から行われる女子ワールドカップゴルフに出場するため、15日早朝、上田桃子・諸見里しのぶらのチーム・ジャパンが、南アフリカに降り立った。日本からは、香港で飛行機を乗り継いで、およそ20時間のフライト。また、ヨハネスブルグ空港から会場となるゲーリープレイヤーCC(サンシティ)までは、車で約2時間の移動だ。
南アフリカというと、非常に危険な場所という印象を持たれる人も多いだろう。移動のバスを運転していた黒人は、普段はヨハネスブルグ近郊に住み、救急車や消防車を運転しているそうだが、聞くと、発砲事件は毎日ではないが時々起きているという。当然、危険な場所もあるし、安全な場所もあって、街全体が危ないということではないそうだが、2010年にはサッカーW杯という大イベントも控えているだけに、より一層の治安強化が期待される。
しかし、大会会場はそんな雰囲気とは無縁のところにある。この大リゾート地の入り口には、セキュリティゲートがあり、チェックを通った車両のみが中に入れる。そして、その会場内に、ゴルフ場、ホテル、サファリパークなどすべての設備が揃っており、大会終了までゲートを出る必要はないのだ。
長旅を終えて、ようやくホテルに到着したチーム・ジャパン。しかし、若い両選手は疲労の色を見せることなく、昼食後、早速練習場へ移動した。空港で降っていた雨は、会場入りするころには止んで、練習中は強い日差しが照りつける。「うーん、あったかいところ最高!なんか、ゴルフを凄いやりたくなってきたぁ」と興奮気味の上田。一方の諸見里も、初日の練習からショットの調子は良いようだ。両選手、江連コーチ、その他スタッフの人たちのチームワークも良く、取材する側としても大いに期待を膨らませてしまうのだが、その辺りはまた近日中にご紹介したい。
■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka