米国女子ツアー

サファリツアーで大自然を満喫した!

2007/01/16 00:00
楽しみにしていたサファリツアーに大興奮の2人!良い息抜きにもなったようです。

現在、現地時間の16日(火)午後11時過ぎ。窓の外は、バケツをひっくり返したような大粒で激しい雨と、絶え間なく続く稲光と大音響。ほぼ毎秒のように光続ける空は、これまで経験した中で、一番激しいサンダーストームだ。

昨日、南アフリカ入りしたチームジャパンは、この日初めてコースを回った。日中はアフリカらしい強い日差しが照りつける猛暑の中でのラウンド。両選手、そして江連コーチらは、各ホール丹念に番手や距離、ラフ、そしてグリーンをチェックしていく。

「このラフ、まんムズっす」。上田は独特の表現で初めて体験するキクユ芝を評価する。コースは、昨年とはインとアウトが逆になった。その為、スタートの1番からグリーンが小さく、ややトリッキーなホールが続いている。諸見里も「ビデオで見ると、球が見えるし簡単そうに思えたんですけど、実際打ってみると凄く難しいです」という。だが2人とも、日本では経験出来ない難コースを、楽しむようにラウンドした。

この日はもう一つ、彼女達が心待ちにしていたイベントがあった。アフリカの大自然を満喫できるサファリツアーだ。18ホールを回り終えると、16時30分出発のバスに意気揚々と乗り込んだ。このツアーは、敷地に隣接した広大な国立公園の中を巡るもので、見渡す限りの大自然の中で本物の野生に触れることが出来る。

キリンやシマウマ、カバにライオン・・。動物を見つけるたびに、車を止め、じっくりと観察する。キリンを見ていた上田がいう。「ヒョウ柄とか、牛柄って流行るのに、なんでキリン柄って流行らないんだろうね??」そんなこんなでバスツアーは約3時間半。最後は練習の疲れも出たのか、上田は隣に座った諸見里の肩に頭を乗せて、眠ってしまった。

「日本のサファリだと飼われているって感じがして、見ていて可愛いと思うんだけど、ここだと弱肉強食じゃないですか。可愛いと思っても、あの子食べられちゃうんだって思うと、自然で生きていくのは大変だなって思いました。私はあの中には1時間も居れないです」。大人っぽく感想を語ってくれた諸見里。こんな夜中の激しい雷を、動物たちはどんな思いで聞いているのだろう・・。

■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka