大会前日に35ホールこなした横峯の運命は?
今大会がアメリカ大陸での初メジャーとなる横峯さくら。これまでも、海外遠征ではクラブが届かなかったり、パソコンを紛失したりとトラブルに巻き込まれてきたが、今回もすんなりとはいかなかった・・。
アメリカ入りの直前、テレビ収録でセントアンドリュースをラウンドするなど、ヨーロッパで一仕事をこなしてきた横峯。月曜日にはアメリカ入りする予定を組んでいたのだが、ロンドンで乗り継ぎの飛行機に間に合わず、1日を潰してしまう。結局、翌日の飛行機でロサンゼルスに入り、会場のミッションヒルズに到着したのは、火曜日の22時過ぎになってしまった。
水曜日の横峯は、大会では使用しないアーノルドパーマー・コースで12:20からプロアマが組まれていた。もちろん本番で使用するダイナショア・コースでも、朝7:00からプロアマが行われる。下手をすると、ぶっつけ本番で大会に臨まなければならなかったが、早朝のプロアマ前に飛び込んで、なんとか2番ホールからダイナショア・コースをラウンド出来た。
飛行機に乗り遅れた時点で、レジストに間に合うかという不安もよぎったそうだが、それは水曜日でも問題ないことが判明。この日は結局、プロアマとあわせて35ホールをこなしたが、「出られるか出られないかって感じだったので、出られるだけでもよかったです」と、安堵の表情を浮かべた。
移動中は「ずっと寝ていました」という横峯だが、大会前日に35ホールをこなす強行日程で今年初のメジャーに挑む。「明日が午後スタートなので、ラッキーでした」というが、体力・精神両面で、相当ハードな戦いになることは間違いないだろう。
■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka