2011年 トータルエネルギーカップPGAフィランスロピーシニアトーナメント

魅力、迫力満点の国内シニアツアーが熱い!

2011/07/08 19:35
ギャラリーと選手との近さ。これもシニアツアーの醍醐味の1つだ

「トータルエネルギーCUP PGAフィランスロピーシニアトーナメント」が埼玉県の森林公園ゴルフ倶楽部で開催され、レギュラーツアーから遅れること3か月、ついに国内シニアツアーが開幕した。

PGA(社団法人日本プロゴルフ協会)が定めた有資格者は、シード権を獲得するには様々な条件はあるものの、満50歳以上のベテラン選手が出場するトーナメントである。言わば、過去にレギュラーツアーで活躍した往年のプロゴルファーたちの第2のステージだ。

もちろん、シニアツアーというだけあって年齢層は高いが、レギュラーツアーに寸分の違いもなく、白熱したプレーの数々や、勝負に懸ける想いは真剣そのもの。選手たちのナイスプレーには感動さえ覚える。しかし、ギャラリーを魅了するのは、熟練したゴルフの技だけではない、トークもである。ラウンド中、選手は常に笑顔で楽しそうにゴルフをする。一瞬これは競技なのか?と疑ってしまうほど和やかで、時には冗談の呟きさえ聞こえてくる。

通常、レギュラーツアーでギャラリーと選手を隔てるローピングも、このシニアツアーで設置されているのはティグラウンドだけ。それだけ、選手との距離も近い。声を掛ければ応えてくれる、声援もしっかりと届く、ゴルフファンにはたまらない場所である。

優勝した羽川プロも、「もっとシニアツアーの魅力をアマチュアゴルファーに広めていきたい」と話す。まだ、シニアツアーの観戦に出かけたことのない方にも是非足を運んでもらいたい。ゴルフファンをもっと虜にしてしまう、そんな魅力が満載のシニアツアーを多くの方に知ってほしい。すでに私も虜となった1人だから。【埼玉県大里郡/糸井順子】

■ 糸井順子(いといじゅんこ) プロフィール

某自動車メーカーに勤務後、GDOに入社。ニュースグループで約7年間、全国を飛びまわったのち、現在は社内で月金OLを謳歌中。趣味は茶道、華道、料理、ヨガ。特技は巻き髪。チャームポイントは片えくぼ。今年のモットーは、『おしとやかに、丁寧に』。

2011年 トータルエネルギーカップPGAフィランスロピーシニアトーナメント