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後悔から初勝利へ 貫き通した比嘉真美子の誓い

強風が吹き荒れる中で行われた最終ラウンドも、プロとして初めて経験するプレーオフでも、比嘉真美子の心に刻まれていた1つの誓いに揺るぎは無かった。「絶対に自分を曲げない」。

その意思は18番パー5で行われたプレーオフ2ホール目に集約されていた。「相手が飛ばなくても、グリーン周りが上手くても相手を意識せず、あるがままの自分で戦うこと」。正確なショットで2打目を刻む戦略に徹する、大江香織テレサ・ルー。上空を舞う強風を恐れることなく残り230ヤードの2打目で果敢に2オンを狙い、グリーサイドのバンカーからバーディへと繋げて決着をつけた。

比嘉の決意の強まりは、プロ転向から2戦目で迎えた昨年の「富士通レディス」に遡る。首位に5打差で最終日を迎え、前半に3つ伸ばしてサンデーバックナインへ。上位が伸び悩んでいたこともあり、思いがけず首位に肉薄していた自分の位置を見て心が揺らいだ。以降は「いつも刻まないホールで刻んでボギーを打ってしまった」と自滅。自身のプレースタイルの変化を悔いた。

そして、同じ状況となった今週。「今回は絶対に(自分を)曲げない意識が強かった」と、最大の武器である飛距離を活かすプレースタイルを最後まで貫いた。加えて、オフの間に集中的に磨きをかけてきたショートゲーム。「飛距離を生かし切れていなかった」という弱点のスキルアップも、勝利を呼び込む大きな一因となった。自分を信じる強い決意と、ウィークポイント克服の結実により生まれた初勝利。昨年の「富士通レディス」で、未熟さを露呈した自分自身を越えた瞬間だった。

19歳と178日での初優勝は、国内女子ツアー史上6番目の年少記録。4日間競技に限れば日本人最年少となる。「一番実力が出る4日間競技で勝ちたい」という、オフ当時からシーズン前半の目標に定めていた今大会。“自信”という新たな成長への糧とともに、その本懐を遂げた。(静岡県袋井市/塚田達也)

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塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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