2009年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント

新生上原彩子が地元の期待に初日から好スタート!

2009/03/06 20:19
使用クラブもウェアも、ゴルフの考え方も変貌を遂げる上原彩子

国内女子ツアー2009年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」が開催されている沖縄県は、ゴルフが盛んなことでも知られるが、今週もプロ3名、アマチュアは4名の沖縄出身選手が大会に出場している。その中でも今大会最多出場なのが、プロ7年目のシーズンを迎える上原彩子だ。

今年からブリヂストンスポーツとゴルフ用品の使用契約を結んだ上原は、ウェアも昨年とは一新。右肩には「モスバーガー」のロゴも加わった。「プロアマ大会などで知り合った関係でスポンサードしていただくことになりました。元々私自身モスバーガーが好きだったので嬉しいです」と笑顔で語る。

大会初日の上原は、前半を4バーディ、1ボギーの3アンダーで折り返すと、後半は1バーディ、1ボギー。バーディを奪うたびに地元の大声援を浴びた。最終18番は入れれば首位タイに並ぶ5mのバーディパットを外してしまったが、ギャラリースタンドに詰め掛けたギャラリーから大きな拍手をもらってホールアウトした。

上原はオフシーズンの練習を地元の沖縄で不動裕理などと共に行った。昨年12月に韓国で行われる予定だった「日韓女子プロゴルフ対抗戦」出場のために韓国に出向いたが、雪のため大会は中止に。その宿泊地で上原の部屋に選手たちが集まり、ミーティングを行った。そのときに不動と話す機会があり、オフのトレーニングを一緒に沖縄で行わないかと誘ったところ、快い返事をもらい合同合宿が実現したという。

「不動さんは、とにかく切り替えが上手なんです。ミスショットは誰でもあるものだから、そのときのショットが悪かったのかなど悩んでいたら、次のミスにつながってしまうので、その時の芝のせいにしたり、自分のショットは間違っていないと思うそうなんです。そういうところは本当に参考になります」。

これまでの上原は、ひとつひとつのプレーをきっちりこなさなければ納得できないタイプの選手。一言で表すと生真面目な選手だった。しかし不動の考え方を知り、心に余裕をもってプレーすることができれば、さらに強い選手になるに違いない。(編集部:本橋英治)

2009年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント