8位タイに浮上の大山志保「不動先輩と一緒にお祝いをしたい」
2012/10/13 18:05
今季開幕前に痛めた左肩の故障で出遅れていた大山志保が、復帰戦となった「スタンレーレディスゴルフトーナメント」以来となるトップ10以内で最終日を迎えることになった。「富士通レディース」の2日目を2アンダー10位タイで迎えた大山は、3バーディ、1ボギーでラウンドし通算4アンダー8位タイに浮上してきた。
2番でバーディを先行させた大山は、6番、7番パー5とバーディを積み重ねる。大山のラウンドにつくファンは熱狂的な方も多く、バーディパットが決まるたびに大歓声が沸き上がる。そして、大山自身も興奮状態になると熱のこもったガッツポーズが飛び出すが、この日は前半だけで3度もポーズを作っていた。
ラウンド後、久しぶりの笑顔が花咲く大山。「パッティングが凄くいいんですよ。そういえば、不動さんに教えてもらったんです。初めてのことで自分もびっくりしたんですけど。そしたら、不動が『重傷だね』って。私の悪い癖でヘッドを内側に引いてしまって、そのままアウトに打ち出したり、インパクトからインに引いてしまったり、右にも左にも行くミスヒットが出ていたのを指摘されて、それで良くなったんですね」と、その時のことを思い出しながら自分で納得する。
そして「明日は不動さんの誕生日なんですよ。来週、食事に行く約束をしているので、お祝いをしたいんです。そうですね、けっこう良い位置で最終日を迎えられるので、優勝できたら、不動さんと一緒にお祝い出来るかな」と、怪我で苦労していた時とは別人のように笑顔を見せる大山。現在獲得賞金が316万円でシード権獲得には、優勝しかないという状況だが、この勢いで逆転優勝を果たすことは出来るか。最終日もガッツポーズが乱発すればその可能性も多いにありそうだ。(千葉県千葉市/本橋英治)