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記録更新はアマチュア 日本勢6連敗は力の差?

先週、国内女子ツアー史上5度目で1992年以来の5週連続海外勢の優勝となったが、今週の「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」で韓国のキム・ヒョージュ(アマチュア)が優勝を果たしたため、6週連続という新記録が達成された。

戦っている選手の多くは「同じ土俵、ステージで戦っている以上、国籍は関係ない」という声も多いが、結果的に外国人選手の名前が優勝者として列挙されることは歴史に刻まれる。今回の記録更新に対し、LPGA(日本女子プロゴルフ協会)の小林浩美会長は「以前の記録を見ると、海外からの招待選手にあっさりと優勝されたり、力の差は歴然だった。しかし、今は接戦の繰り返しで決して実力の差はないと思っています」と話す。

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しかし今大会で優勝したキム・ヒュージュ(アマチュア/韓国)の話になると「私はこのような素晴らしい選手を過去に見たことがないです。彼女のゴルフは完璧でした。数十年、もしかしたら数百年に1人とも思える逸材が現れ、そのプレーを見られたことに感動しています」と、日本ツアーに初めてやってきて、記録尽くめの大逆転勝利を収めたキムのゴルフを絶賛する。

さらに小林は「彼女のような選手は広くはアジア、世界レベルで歓迎すべきです。ゴルフ界発展のためにはより強い選手が現れ、それを他の選手が目標として争い、レベルアップすることです」と声を張る。キムは今季の韓国女子ツアー開幕戦で優勝を果たし、すでに17歳になってからのプロ転向資格を持つ選手で、今季、宮里藍が優勝を果たした「LPGAロッテ選手権」も12位に入る実績を残している。

では今回のキムのように、なぜ韓国からまたしても強い選手が生まれたのかという話しになると、しばらく考え「これと決めつける要素はないですが、環境にもよるかもしれませんね。韓国の選手たちは、より試合に集中し戦える場所を求めて日本にやってきますが、日本の選手は外に出る必要があまり見当たりませんよね。確かに恵まれているとは思います。でも、その環境の中でみんな戦っていますので、甘えているとも思えません。今はたまたま、海外勢が連勝していますが、日本の選手たちも頑張っていますので、逆になるときもありますので見守ってください」と笑顔で締めくくった。

ゴルフファンの中には、プレーの内容に応じて、国籍を問わず拍手をし、優勝者には賞賛する方々も多い。しかし結果だけを気にして、海外の選手ばかりが優勝を果たすことでトーナメント離れするファンも少なからず存在する。それが、ギャラリー数やテレビ中継の視聴率、さらにトーナメントスポンサーの減少などに繋がらないことを強く願う。(兵庫県神戸市/本橋英治)

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