「あと5~6試合しかない」諸見里しのぶのモチベーション
2011/04/15 18:40
09年に年間6勝という華々しい活躍を見せた諸見里しのぶだが、10年はシーズン当初から準備が遅れ、焦りと戸惑いのまま未勝利に終わってしまった。迎えた11年、心機一転といきたいところだったが、東日本大震災の影響で4試合が中止となり、既に今週が第6戦となっている。
そんな諸見里が今季決めていることの一つに、5月に米国で開催される「全米女子オープン」の地区予選に出場するということがある。自身にとっては「全英女子オープン」という大目標もあるが、師匠の江連氏らが夢見る「全米女子オープン」制覇も同じように達成を目指している偉業の一つだ。
この地区予選に出場するためには、国内女子ツアーを一試合は休まないといけなくなる。「全英~」の出場権は、6月の「サントリーレディス」終了時点の賞金ランク上位5位以内での獲得を目指している為、「全米~」の予選会に出場して二兎を追うことで、諸見里にとっては一試合も無駄に出来ない緊張感が漲っている。
「モチベーションは今週また上がって来ています」という諸見里。昨年は自らを見失ってしまったかのように元気が無かっただけに、こういう近くて具体的な目標を設定して自らを駆り立てるのは、良いパフォーマンスを発揮するうえでは正解なのかも知れない。(編集部:今岡涼太)
■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka