ホステスプロの綾田紘子「期待半分、緊張半分です」
国内女子ツアー「伊藤園レディスゴルフトーナメント」が11月12日(金)に開幕するが、その前日に恒例のプロアマ戦が行われた。そしてラウンド後の表彰式を終えた綾田紘子が、張り詰めていた緊張を解くように大きく息をしながら会場から出てきた。
綾田は昨年のクオリファイで41位に入り、今季からツアープレーヤーとしての活動を始めた。それと同時に伊藤園とは所属契約を結び、開幕戦からツアーで戦う面で前面的にサポートを受けている。
昨年はアマチュアとして大会に出場した綾田は、予選2日目の16番まで通算3オーバーでラウンドしていた。しかし、17番パー3、そして最終18番と2連続ダブルボギーを叩き通算7オーバー。予選カットラインに2打及ばずに予選落ちを喫した。それでも、綾田が2007年に日本女子アマチュア選手権を制した実績などを認め所属契約することになった。
表彰式会場からロッカールームへの階段を下りてきた綾田は「会長さんから優勝争いして来いって言われちゃいました。予選落ちなんてできないですよね・・・」と不安気な表情を見せる。今の気持ちは「緊張半分、楽しみ半分ですね」と言うが、不安のほうが若干上回っているようだ。
先週は事前にコースに乗り込み3ラウンド行ったが「自信はないです。だって今日18番で池に入れちゃいましたし」。プロアマ戦では18番でピンがグリーンのセンターに切ってあったが、それよりも20ヤードは左に曲げて池に入れてしまった。
「でも今日だから良かったってことですよね。去年のこともあるし、終盤のホールは気をつけていたんですけど。明日からはもっと気合を入れて頑張ります」と意気込む綾田。シーズンを通しての目標とするシード権確保は、なんとか当確ラインに乗っているが、綾田としては初めて迎えるホステスプロとしての試合が、今季一番の大勝負となりそうだ。(編集部:本橋英治)