台湾のヤニ・ツェン、初日は不発で11位タイ
2010/09/24 19:14
「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」に、国内女子ツアー2戦目の出場となるヤニ・ツェン(台湾)。今年の5月に開催された国内女子メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」では、単独3位に終わったが、今回も優勝候補の一角として注目度は高い。
初日は連覇を狙う有村智恵と横峯さくらとのラウンドで、多くのギャラリーを引き連れていた。1バーディ、1ボギーのイーブンパーで11位タイ。スコア上では大人しいゴルフに見えるが、この日はショットが安定せず、ティショットを斜面やラフに入れることが何度もあった。
「ちょっと残念な結果でした。思ったような球を打つことが出来ませんでした。明日からはボールをしっかりとコントロールして、ヒットしていきたい。今日イーブンで上がることが出来たのは良かったですが、明日、明後日は、もっともっとバーディを獲っていきたいです」と、この日のラウンドを振り返る。
たしかにドライバーショットが安定しなかったが、その飛距離は日本ツアーでも飛ばす選手に入る横峯を軽くオーバードライブすることも。そして、その弾道は男子プロ並みの力強いものだった。
まだ、今回のコースに慣れていないようだが、2日目、最終日と日増しに調子を上げてくる可能性は高い。ヤニは今季すでにメジャーで2勝を果たすなど大舞台で強さを発揮する。そして日本にも同じように4日間大会や国内メジャーに強い諸見里しのぶが、2日目には同じ組でプレーすることになった。この2人がどのようなゴルフを見せるか注目したい。(編集部:本橋英治)