2010年 ニチレイレディス

青山加織、自分を信じて6アンダー首位タイ発進

2010/06/18 17:43
自分を信じて放った18番のバーディパットは見事カップに吸い込まれた

国内女子ツアー「ニチレイレディス」の初日に6アンダーをマークして首位タイに立った青山加織。2番でボギーが先行したが、3番でグリーン右手前10ヤードからチップインバーディを奪い、悪い流れを1ホールで断ち切った。

そして、6番で5mのバーディパットを沈めると、7番、8番と10mのパットを2連続で決めて3連続バーディを奪った。さらに後半も10番パー5、14番、そして最終18番パー5でもバーディを奪い笑顔でホールアウトした。

「先週は打ちたい所に打てていましたが、カップに10回以上蹴られてしまって。でもちょっとした強さやラインの読み違いだけなんだと思って、先週とは何も変えずにいったら、見事に入ってくれましたね」。自分の思ったライン読みに自信を持って挑んだ結果が、この日のスコアに現れ満足気だ。

先週は初日、2日目と2位につけていたが、3日目に「76」を叩き10位タイに後退すると、最終日もスコアを伸ばせず12位タイに終わった。「先週は、ずっとボードに自分の名前があって、あと1打、あと1打と思いながらも、なかなか抜け出せなくて」と、厳しいセッティングの中で順位を伸ばすことの難しさを実感した。

「優勝したい気持ちはありますけど、自分のゴルフを小さくしたくないので、1打1打に集中したいです」。順位を考えて、スコアをまとめることにこだわると、ゴルフが小さくなると考える青山は、目の前の1打に集中することを誓う。そして、自分の信じたことを思った通りにやりぬくことができれば、悲願の優勝も後から付いてくるのだろう。(編集部:本橋英治)

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