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タラレバは禁句だが…もしも東京五輪が2020年に開催されていたら

◇国内女子◇ニチレイレディス 最終日(19日)◇袖ヶ浦CC新袖C(千葉)◇6550yd(パー72)

東京五輪女子ゴルフ(※)日本代表は次戦の国内ツアー「アース・モンダミンカップ」、海外メジャー「全米女子プロ」後の世界ランクに基づいて決まる。

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多くの選手が憧れる大舞台だが、もしもコロナ禍で1年延期になっていなかったら…。勝負の世界に「タラレバ」は禁句だが、それでも2020年夏に開催されていたら、日の丸のユニフォームは誰が手にしていただろうか。

20年は主要ツアーの試合中止が続いたこともあり、3月から世界ランクは凍結。再開された7月20日付けのランクでは5位の畑岡奈紗がトップで、渋野日向子12位、鈴木愛15位と続いた。15位以内なら最大4人が出場できるため、そのランクを基準にすると、畑岡、渋野、鈴木の3人が代表の座を手にしていたことになる。

19年は畑岡が米ツアー1勝を含む3勝。渋野は海外メジャー「全英女子オープン」を含む5勝。鈴木も7勝を挙げて国内ツアー賞金女王に輝いた。3人とも結果を残してランクを駆け上がった。

それが21年の最新ランクでは畑岡10位、稲見萌寧24位、古江彩佳28位、渋野31位、鈴木44位の順で並ぶ。

畑岡こそ日本勢トップの座を守っているが、渋野はジリジリとランクを落とし、日本勢4番手に後退。鈴木は19年「伊藤園レディス」を最後に30戦、優勝から遠ざかっている。

稲見は20年7月のランクでは59位だったが、21年は5勝を挙げるなど、日本勢で最も勢いづく。栄枯盛衰が激しい女子ゴルフ界といってしまえばそれまでだが、五輪を目指す選手たちにとっても1年の延期は大きかった。

畑岡は五輪当確。稲見と古江が「アース・モンダミンカップ」に、渋野が「全米女子プロ」に出場予定。可能性のある選手にとって五輪代表争いの質問は“耳にタコ”だろうが、それもあと1週間となる。(千葉市若葉区/玉木充)

※女子ゴルフ競技は埼玉・霞ヶ関CCで8月4日に開幕。出場選手は海外メジャー「全米女子プロ」(6月24~27日)終了時点の世界ランキングをもとに決まる。同ランク15位以内なら各国最大4人、それ以外は各国最大2人が出場権を得るが、開催国と各5大陸には最低1枠が保証され、計60人の出場選手が決まる。

玉木充(たまきみつる) プロフィール

1980年大阪生まれ。スポーツ紙で野球、サッカー、大相撲、ボクシングなどを取材し、2017年GDO入社。主に国内女子ツアーを担当。得意クラブはパター。コースで動物を見つけるのが楽しみ。

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