キンクミ、前週から北海道入りも「久美、帰ります!」
2009/07/09 17:32
国内女子ツアーの第16戦「明治チョコレートカップ」が7月10日から開幕する。女子ツアーは前週がオープンウィークだったため、選手たちはそれぞれの調整方法で一週間を過ごした。
現在賞金ランキングで首位に立つ横峯さくらは、実家の宮崎県に帰る予定にしていたが、帰らずに東京を拠点とし関東近郊のゴルフ場で3ラウンドをこなした。有村智恵は「プロミスレディス」終了後、3日間は関西で過ごし、その後東京でのんびりしてゴルフから遠ざかる時間をあえて作ったと話す。
そして、「プロミスレディス」で今季4試合目の予選通過を果たした金田久美子は、今大会の前週7月2日に北海道入り。そして開催コースの札幌国際CC島松コースで練習ラウンドを実施。父親をはじめ、キャディやトレーナーと合宿体制に入った。
ところが、金曜日の夜に金田が父親に言った一言「久美、帰ります」には、父親も真顔で仰天してしまった。聞けば「友達のキックボクシングの試合があるから…」と言う。実はこのタイミングで、金田の母方の祖父が入院する事態に。地元・愛知県でそのお見舞いも果たすことができた。
そして日曜日に再び北海道に戻り練習も再開。木曜からの練習ラウンドで、北海道特有のラフ(洋芝)対策の練習を重ねた金田は、左腕に痛みを感じていたため、週末の一時帰郷は良い休養になったはずだ。
今年は年間34試合行われる女子ツアーだが、シーズン中に5週間のオープンウィークが発生する。その調整方法はさまざまで、中には一日も休まず練習を繰り返す選手もいるが、時には息抜きも必要だと感じる。