周囲を魅了し続けたピンクパンサー
2009/05/10 19:42
コースを包む緑に映える、鮮やかなピンクを基調としたウェアを身にまとい、颯爽とプレーするピンクパンサー。国内ツアーのメジャー第1戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」に出場したポーラ・クリーマーが、最終日に「65」の猛チャージで優勝争いを演じ、最後までギャラリーを魅了し続けた。
インパクト時にグッと頭を下げる力強いスイング、プレー以外での爽やかな笑顔など、日本でも高い人気を誇るポーラ。今週も多くのファンが後に続き、スタートホールから最終ホールまで“ポーラ!”という掛け声が飛び交っていた。
昨年の「全英リコー女子オープン」を制し、今シーズンは3試合日本ツアーに出場している申智愛(韓国)の時も感じたことだが、海外選手のギャラリーやファンを大切にする気持ちには感心させられる。掛け声を聞くたびに手を挙げて応え、会見でもギャラリーへの感謝の言葉を忘れない。世界最高峰の舞台で活躍し続け、規模では劣る日本ツアーにおいても謙虚さを忘れない姿勢は、会見場にも爽やかな一陣の風を吹き込んでくれる。
次週は米ツアーの「サイベースクラシック」に出場するため、明日11日の月曜日には早々と成田を出国。「スケジュールが合えば、また秋にぜひ(日本へ)戻って来たいと思います」。またのご来日、心よりお待ちしております。