2017年 パナソニックオープン

男子ツアーと女子下部ツアー ギャラバスの列が長かったのは?

2017/04/21 18:18
コースに待機しているギャラリーバス。金曜日までは男女両会場へと客を運んだ

◇国内男子&アジア共同主管◇パナソニックオープン選手権 初日(20日)◇千葉カントリークラブ梅郷コース(千葉)◇7130yd(パー71)

千葉県に場所を移して2年目を迎える“新生”「パナソニックオープン」は、国内女子下部ステップアップツアーとの同週開催も2年目となる。男子ツアーの会場・千葉CC梅郷Cから、女子下部ツアー会場の千葉CC野田Cまでは約5キロの道のりだが、その相乗効果はいかほどなのだろうか。

木曜日から4日間で争われる男子大会に対し、女子下部大会は水曜日から3日間。プロアマ戦および前夜祭は、男女共に火曜日に開催された。メディアセンターや練習場、クラブハウスなどは男女別々だが、両コース間を無料バスが行き来している。

昨年は、男子大会の観戦チケットを持っていれば女子下部大会も見られるという仕組みだったが、今年から女子は無料開放されるようになった。ギャラリーバスが運行されている野田市駅およびギャラリー駐車場からも、男女それぞれの会場へと直接行けるように変更された(昨年まではすべて男子会場経由だった)。

野田市駅およびギャラリー駐車場からのギャラリーバスは、女子大会が開催中の水、木、金の3日間は、男女会場行きともに2カ所から各3台ずつが運行されている。木曜朝(男子初日、女子2日目)、女子会場行きのバスを待つ列の方が長かったといううわさもあるが、バスの運行業者によれば、送客数は男女ほぼ同数。女子会場の方がコースまでの距離が若干遠いため、待ち時間に差が出た可能性はあるということだ。

ちなみに、木曜日の入場者数は男子1723人(昨年1,444人)に対し、女子は1,315人(同456人)。無料となった女子が約3倍に伸びているが、男子も昨年を上回る数値を記録した。大会主催者やギャラリーにとっては、2年目となり認知が上がり、同時開催の効果がより出てきたと言えそうだ。ツアー単体で見てみれば、相手は下部で入場無料だが、男子がなんとか面目を保ったというところか・・・。(千葉県野田市/今岡涼太)

■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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