キム・キョンテ、2週連続V見えた!
雷雲接近のために中止となった「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙」の大会3日目。通算13アンダー、首位と2打差の2位タイにつけるキム・キョンテ(韓国)は、コースでマッサージを受けてから宿泊先のホテルに戻った。
この日ラウンドできなかったことに対しキョンテは「このコースは4日間、毎日好スコアを出さないと勝てない。1日は良くないことも考えられるが、今日プレーしなかったことで、明日に集中してプレーすることが出来る」と前向きに捉える。そして優勝スコアを「20アンダーまで行けば勝てると思います」と、最終日に7ストローク伸ばすことできたら優勝は間違いないと言う。先週からゴルフのリズムが良く、調子も良い。「残り1日なので7アンダーも集中できれば難しい話ではないし、優勝したい」と続ける。
いつも以上に優勝にこだわる今のキョンテには、少しでも賞金を積み重ねたい理由がある。それは、来季の米ツアー出場資格つかむクオリファイに進む条件が変わってくるからだ。
まずは2週間後の「アジアパシフィック パナソニックオープン」を終えた時点で、賞金ランキング10位以内に入っていることが最低条件となる。ちなみに現時点では7位。そして10位以内でもクオリファイ受験希望者上位4人までに入れば、その翌週に開催されるセカンドクオリファイが免除され、11月終盤から始まるファイナルからの出場になるからだ。
「先々週のKBCも好きな試合で出たかったけど、先週からの4試合で上位に入ることが、今年最大の目標である米ツアー出場に最も近づくから。ファイナルだけになれば、ダンロップフェニックスまで日本の試合に出ることができるので、今が一番頑張る時なのです」と力説。最終日にイメージ通り7アンダーをマークし、キョンテの描くシナリオ通りとなるのだろうか。(三重県いなべ市/本橋英治)