32位タイの浅地洋佑“目指すは完全優勝”
2011/07/05 19:06
日本アマチュアゴルフ選手権競技の初日、4度目の挑戦となる浅地洋佑は、1オーバーの32位タイと自身では納得のいかないスコアでクラブハウスに引き上げてきた。「練習ラウンドでは4アンダーぐらい出るイメージだったんですよ。悔しいなぁ」と頭をかいた。
スコアが伸びなかった理由は、スタート直後の2番パー5でミスをしたことにあると振り返る。ティショットをバンカーに入れ、2打目は7番アイアンを手にするが、ボールは前方の土手に当たって跳ね返り、同じバンカー内で目玉状態になってしまった。
「7番なら出せると思ったんですよね。その後は目玉だし、出すだけでした。スコアを伸ばしたいホールだったし、あのダボ(ダブルボギー)はもったいなかったです」と言う。
出場している多くの選手が目指すように浅地も優勝を狙っているが、「どうせなら、メダリストと優勝どっちも取りたいんで」と、予選2日間のストロークプレーでも1位のメダリストになることも浅地にとっては重要なポイントだ。
この2年間、多くのプロトーナメントに出場してきた浅地にとっては、大会史上最長の7230ヤードという距離も「あまり長くは感じませんでした」と、平然と答える。今後はプロとしてのゴルフ生活を考えている浅地にとって、この大会は通過点でしかない。しかし、アマチュアの今でしか取れないタイトルだからこそ、ラストチャンスにかける気持ちは大きい。【愛知県みよし市/本橋英治】