8人の日本勢は7人予選落ち 片岡と谷原は次週インドへ
◇欧州&アジアン◇メイバンク選手権 2日目(22日)◇サウジャナG&CC(マレーシア)◇7135yd(パー72)
予選ラウンドが終了し、8人が出場する日本勢は川村昌弘が通算5アンダーの11位で決勝ラウンドに進んだ一方、石川遼を含む7人は予選落ちに終わった。
■ 石川遼 通算1オーバー75位
カットライン(65位タイまで)に1打届かず。それでも「ドライバーとアイアンが良かったので、すごく収穫があった2日間だったと思う」と前向きだった。次戦のツアーは国内開幕戦の「東建ホームメイトカップ」(4月18日~)を予定。
■ 水野眞惟智 通算3オーバー99位
プロとして欧州ツアーに初出場した25歳。2日目はカットライン付近でスタートしながらも、「74」と落とした。「完全な実力不足。ロングゲームがウィークポイントであることを改めて実感したし、練習しているスイングができなかった」と反省の言葉を並べた。
その一方で、「飛距離は足りないと思っていたけど、実はそうでもないと思えた。予選通過も不可能じゃないと思えたし、ちょっとマイナーの部分を磨けば、いけそうな自信はついた」と実りも多かった様子。次戦はアジアンツアー「バングラデシュオープン」(4月3日~)を予定。
■ 稲森佑貴 通算3オーバー99位
世界ゴルフ選手権(WGC)の経験はあるが、欧州ツアー単体競技は初めての出場。「コースマネジメントがまずかった。トリッキーなコースでも(上位は)スコアが出るんだなと思った」と総括。初日は通常と同モデルのパターのシャフトを0.5インチ短くし、ヘッド重量を軽めにしたモデルを投入したが、「ぜんぜん入らなかった」と2日目はエースに戻していた。
■ 片岡大育 通算4オーバー113位
「ぜんぜんダメでした。OBがあったり3パットがあったり、ひとつのミスが大きかった。グリーンがドライだったので、こういうセッティングだとパワーゲームが必要。飛距離にこだわらないといけないと思った」。
次週も欧亜共催の「ヒーローインディアンオープン」(3月28日~)にエントリー。「(会場の)DLFには5年ぶりくらいに行く」と、かつてアジアンツアーを転戦していた当時のコースを再訪する。
■ 谷原秀人 通算5オーバー125位
前年大会5位のベテランも予選落ち。「思ったスイングができなかった。いい方向には進んでいると思うんだけど…今回のはちょっとビッグチェンジしすぎたかな」と、日々変えているスイングが不振だった。片岡と同じく、次週は「ヒーローインディアンオープン」に出場する。
■ 宮里優作 通算7オーバー135位
3週間前に捻挫した右足の影響は「たまに(スイングが)止まるときがあるけれど、普通に歩けているし大丈夫」と気丈に振り返った。「今週はセカンドの距離感とグリーン上のフィーリングが合わなくて。そこが苦労した」。
次戦のツアーは、一カ月後の欧州ツアー「ハッサンIIトロフィー」に出場予定。
■ 池田勇太 通算13オーバー150位
初日9オーバー「81」からの巻き返しはかなわず。初日のラウンド終了後は日没間際まで練習グリーンで調整を続けたが、「成果? いや、ひとつもないです」と言葉少なだった。