谷原秀人 前年の優勝争いは「もう終わったこと」
2019/03/20 18:49
◇欧州&アジアン◇メイバンク選手権 事前(20日)◇サウジャナG&CC(マレーシア)◇7135yd(パー72)
欧州ツアーメンバーの谷原秀人が、前年5位で終えたマレーシア大会に今季6試合目のエントリー。前週の「ケニアオープン」をスキップし、2週前に予選落ちした「コマーシャルバンクカタールマスターズ」以来の出場となる。
優勝争いに加わった1年前については、「もう終わったことなので特にはないです。とにかく暑かったですね」と淡々。常に進化を求めて日々スイングを変えている谷原らしく、過去の結果について振り返ることはしなかった。
「いつもそうですけどね。ずっと探っている感じ」という探求心は、炎天下が続くマレーシアでも変わらない。プロアマ大会のメンバーから外れた火曜日と水曜日は、終了後にスタートが許される午後からハーフをラウンド。うだるような暑さの中、ホールアウト後はドライビングレンジに直行して打ち込みを続けた。
今季5試合は予選落ちが3回、最高位は「オマーンオープン」の23位という成績。「ショットはそんなに悪い感じはしないけど、やっぱり(ツアーの)レベルが高いんでね。1年をかけて、最終戦に出られるところにもっていかないといけない」。それでも40歳のベテランは、これまで欧州ツアーの年間ポイントランキング(レース・トゥ・ドバイ)60位内という厳しい条件を乗り越え、2年続けて最終戦のドバイ大会に出場してきた。
昨季は初優勝に迫った今大会で弾みをつけた印象も強いが、今週については「目先の目標は予選通過です。今やっていることができればいいですけどね」と控えめだ。欧州ツアー本格参戦3年目のシーズンも、その目は常に先を見続けている。(マレーシア・シャーアラム/塚田達也)