パトリック・リードは欧州でもトップを目指す
2019年の「レース・トゥ・ドバイ」はまだ開幕すらしていないが、パトリック・リードはすでに欧州ナンバーワンの栄冠をしっかりとした目標に定めている。
新シーズンは今週の「ホンマ香港オープン」で幕が開く。先週ドバイで2位に入り、「レース・トゥ・ドバイ」を2位で終えたリードは好調のまま香港へと乗り込んだ。
これは米国人選手によるヨーロピアンツアーの年間ランキングとしては史上最高であり、「マスターズ」王者は世界を股にかけるスケジュールを続行し、次はさらに上を目指すことに意欲を燃やしている。
「僕は常に両方のツアーでプレーすることを誇りにしてきた」とリード。「米国人として継続的に行き来し、昨季の成績を残し、あのようなプレーができ、『レース・トゥ・ドバイ』を2位で終えることができたのは、多くを意味する」
「僕は新シーズンのスタートを楽しみにしているし、さらに良い結果を残せたらと思っている」
「自分のゲームはとても堅調だと感じている。とにかくオーガスタ以降、1年を通して自分のゲームの一貫性と安定性を維持するように努めてきたんだ」
2018年の「レース・トゥ・ドバイ」をリードに次ぐ3位で終えた世界9位のトミー・フリートウッドは今大会のフィールド中、世界ランキングの最も高い選手として粉嶺に降り立つ。
多くの耳目がフリートウッド、リード、そして同じくグリーンジャケットの持ち主であるセルヒオ・ガルシアに注がれるなか、リードは地の利が良い選手たちによる挑戦を予期している。
「ゴルフで今すばらしいと思うのは、フィールドの実力であり、フィールドの奥行きであり、世界中にタレントがそろっていること」とリード。
「僕らが出場する全ての大会で、全く知らなかった選手が勝ったり、優勝争いをしたりということがどんどん多くなっているように思う」
「それが現在のゴルフの奥深さを物語っているよね。僕らが対戦する多くのアジア出身の選手たちは、本当に手堅く、彼らのゲームの全ての要素は何から何まで盤石なんだ」
リードは過去この大会に2度出場しており、2015年に3位に入ったことで、このコースで勝負できることを証明しているが、彼は香港の魅力の全てを楽しみにしている。
「シーズンのスタートを切る上で、香港以上に良い場所はないんだ」とリード。「初めて来たときに大好きになり、今では毎年来るのが待ち切れない場所になったんだ。今週、始動するのを楽しみにしている」
「ここは僕の本当に大好きな場所で、ゴルフコースに限らず、もっと色々なことを経験したい場所なんだ。ゴルフコースもすばらしいけれどね」
「今日コースへ出て何ホールかプレーしたけれど、これまでで最高の状態に仕上がっていた。非の打ちどころのない完璧さで、プレーを始めるのが待ち切れないよ」