マルコ・クレスピによるミラノGCのコースガイド
「イタリアオープン」の開幕を直前に控えた今、ヨーロピアンツアーで優勝経験のあるマルコ・クレスピが解説するミラノGC全ホールをここに紹介しよう。
■ 1番ホール
タイトなパー5だが、右ドッグレッグの比較的易しいホールだ。ティショットはバックティでも前方のティでも注意が必要だ。2オンを狙う選手は狭いグリーンをガードするバンカーに気をつけなくてはならない。
■ 2番ホール
真っ直ぐなパー4。広い2段グリーンを簡単に捉える上で必須となるのは、ティショットをフェアウェイに打っていくことだ。
■ 3番ホール
距離とグリーンの大きさにより難度の高いパー3となっている。ここではグリーンを外し、バンカーへ行くのはそこまで悪くない。
■ 4番ホール
ティショットがとてもタイトな短い右ドッグレッグのパー4。2打目で小さく守りの堅いグリーンを狙う上で最良の攻略法は、1打目をフェアウェイ左に配置されたバンカーの手前へ打っていくことだ。距離感のコントロールが非常に重要となる。
■ 5番ホール
ティショットも2打目も難しい過酷なパー4。左側の林は避け、グリーンを狙うショットではプレーに関与しかねない木々の枝に気を配らねばならない。
■ 6番ホール
左ドッグレッグのパー4。前方のティからであれば比較的簡単なホールになるが、バックティからだとそういうわけにはいかない。ティショットを左へ打たないことが重要だ。グリーンは広いが、4つのバンカーにより良くガードされている。
■ 7番ホール
その長さ故にとても過酷なパー3。グリーンはとても広いが前方は傾斜がきつくなっている。手前のピンポジションには要注意だ。
■ 8番ホール
ティショットがタフな過酷なパー4。このコースの最難関ホールだ。3段グリーンを攻めていくには右側の林を避けねばならない。
■ 9番ホール
ラフは非常に厳しいのでここではティショットの正確性が重要だ。丘の手前へレイアップし、3打目で傾斜のきついグリーンを狙うことになる。
■ 10番ホール
このパー3で難しいのは距離の長さだ。グリーンはとても易しいが、両サイドにある2つのバンカーできっちりガードされている。左側のバンカーに入れないことが重要だ。
■11番ホール
必ずしも難度の高くないパー4。ここではグリーンを狙う上で邪魔になるかもしれない右側のラフや木々を避ける上で、ティショットをフェアウェイ左サイドへ打っていくことが必須となる。グリーン左のバンカーは高い位置にあり、特に左淵は注意が必要だ。
■ 12番ホール
短いパー3だが、グリーンの傾斜はトリッキーだ。距離感のコントロールに気をつけなければならず、グリーンの奥にだけは絶対に外してはならない。
■ 13番ホール
難しいパー4。ティショットは高い段差の手前へ打たなければならない。距離の長い2打目は広いながらもしっかりとガードされたグリーンを狙うことになる。
■ 14番ホール
距離の出る選手は(ティショットで)キャリーでバンカーを越え、短い2打目を狙えるパー5。レイアップする選手はグリーン100メートル手前、右側のラフにある木に気をつけなければならない。グリーンは広いが、バンカーと2本の杉の木によりしっかりとガードされている。
■ 15番ホール
真っ直ぐなパー4だが、距離があるので過酷なホールだ。フェアウェイ右側のバンカーを避けるのが重要だ。フェアウェイからは広いグリーンに難なく届く。
■ 16番ホール
真っ直ぐで簡単なパー5だが、フェアウェイ両サイドにあるバンカーが、プレーヤーにプレッシャーを与える。広く傾斜のきついグリーンは複数のバンカーで囲まれている。
■ 17番ホール
真っ直ぐなパー4。小さい2段グリーンへ向かって、短い距離を残す上で、フェアウェイバンカー、特に左側のバンカーを避けることが重要だ。2打目でグリーンを外すのは危険であり、特にグリーンをオーバーすると危険だ。
■ 18番ホール
ホール設計と、長い距離により過酷なパー4となっている。ティショットはフェアウェイ右側へ打っていくのが最良で、これによりグリーン左サイドを固める木々を避けることができる。