欧州男子ツアー

欧州ツアーがマキロイに“出場義務試合数減”の特例

2015/09/03 13:19
欧州ツアーがマキロイに“出場義務試合数減”の特例を発表

ヨーロピアンツアーは、ロリー・マキロイ(北アイルランド)の出場義務試合数のノルマを13試合から12試合に減らす措置を講じたことを、ツアー公式ホームページで発表した。

今年7月、マキロイは友人らとサッカーをプレー中に、左足靱帯を損傷。同ツアーに組み込まれた「アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン」、メジャー第3戦の「全英オープン」、世界選手権シリーズ「WGCブリヂストンインビテーショナル」の欠場を余儀なくされた。

8月のメジャー最終戦「全米プロ」で復帰を果たしたものの、現在も全快に向けたプログラムを継続中により連続試合出場を厳しく制限されていることと、米国男子ツアーのプレーオフシリーズ出場スケジュールと重なり、ヨーロピアンツアーでの出場義務試合数の13大会出場が果たせない見通しとなっていた。

この処遇により現在、同ランクトップのマキロイは、米国、欧州を転戦し、ここまで9戦に出場。今季あと3試合に出場すればノルマ12試合を達成でき、2015年の「レース・トゥ・ドバイ」ランキングを保持できる。

ツアー最高経営責任者のキース・ペレイ氏は「これらは例外的な状況であり、ロリーがグローバルに従事する世界的ゴルファーであることを鑑み、今後の回復の状況や、足首へのリスクなしで(試合数を)クリアするのは困難であると判断したため」と説明した。