欧州男子ツアー

260年の時を経て「R&Aゴルフクラブ」が女性会員容認へ

2014/03/27 11:34

英国スコットランドにある「ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セントアンドリュース」(R&Aの母体クラブ)が、これまでの男性限定のメンバーシップ規約を変更する可能性が高まった。9月に同クラブのメンバー間で投票が行われ、決議される。

1754年に創設された同クラブには、2,500人あまりのメンバーが在籍しており、現在はそのすべてが男性会員。04年に別組織としてR&Aが立ち上がるまでは、同クラブがゴルフルールの管轄、全英オープンの運営、ゴルフの世界的な発展への寄与を行ってきた。クラブハウスは、セントアンドリュースオールドコースの1番ティのすぐ後方に建っている。

12年にオーガスタナショナルゴルフクラブが、初の女性会員(コンドリーザ・ライス元米国国務長官と投資家のダーラ・ムーア女史)を認めた際に、同クラブは女性会員への門戸解放に否定的な見解を明らかにしていたが、約1年半後に方針転換をしたことになる。