世界3強のウェストウッド、カイマー、タイガーが予選同組に!
欧州男子ツアー第8戦「オメガドバイデザートクラシック」が、2月10日(木)からUAEのドバイにあるエミレーツGCで開催される。今大会、何と言っても世界ランキングトップ3である1位のリー・ウェストウッド(イングランド)、2位のマーティン・カイマー(ドイツ)、3位のタイガー・ウッズが出場するとあって注目度が増している。
更に興味深いことに、予選ラウンドの組み合わせが発表となり、この3名が同組となった。世界ランキング上位3名が同組でラウンドするのは、1994年以来、欧州ツアーでは初めてのこと。
過去に7勝を挙げているトーレパインズGCで行われたタイガーの今季初戦「ファーマーズ・インシュランスオープン」は、最終日に「75」を叩き、44位タイという結果に終わった。昨年は不倫騒動が発覚し、プロ転向後初めて1勝も挙げられないままシーズンを終えたが、今年も厳しい幕開けとなってしまった。だが、昨シーズン後半からスイング改造に取り組み、(トーレパインズでの)「内容や順位には納得しており、非常にいい状態だ」と話したタイガー。復活Vは今週に見られるのだろうか。
ウェストウッドは、「自分が出場していない米国ツアーは、タイガーがどんなプレーをしているかチェックしているよ。とても興奮させられるしね」と語ると、カイマーも「現在、リーと僕が、世界ランク1、2位につけているけど、きっとほかのゴルファーたちは皆、タイガーが世界でもっとも強いゴルファーだと思っている。彼が早く復活し、僕たちが彼にチャレンジすることを期待しているんだ」と、両者ともタイガーの復活に依然脅威を感じているに違いない。
今週カイマーが優勝してウェストウッドが3位以下、またはカイマーが2位でウェストウッドが10位以内に入らなかった場合、さらにカイマーが2位タイで、ウェストウッドが36位に入らなければ、カイマーの世界1位浮上がほぼ確定となる。タイガーに関しては、タイガーが優勝してカイマーが5位以内に入らなければ、カイマーを抜いて2位に浮上する見通しだ。