矢野東が参戦するリゾート気分満点の欧州ツアーをレポート!
モロッコ王家後援によるヨーロピアンツアー「ハッサンII世ゴルフトロフィ」が3月18日(木)から21日(日)までの4日間、モロッコの首都ラバトにある「ロイヤル・ゴルフ・ダー・エス・サラーム」で開催される。
競技は72ホールのストロークプレーでおこなわれ、予選ラウンドはプロ1名とアマチュア1名のチームによるアライアンス・プロアマ方式。決勝ラウンドは65位までのプロ選手のみで戦われる。日本からは矢野東が参戦。通常のギラギラしたツアーとは一線を画した、このホスピタリティー溢れるヨーロピアンツアーの様子をレポートする。
現地の朝晩は冷え込むものの、日中はカラっとした風と太陽が注ぐ地中海気候で、プレーには最適のコンディション。出場するプロはもちろん、参加するアマチュアが真剣に練習ラウンドに励む様子を見学しながら、ヨーロピアンツアーの会場を歩いた。
まず目についたのは会場内にとまっていた「TOUR PHYSIO UNIT(スポーツ療養施設)」の大きなバン。専門のトレーナーがマッサージする部屋と、最新のトレーニングマシーンが設置された部屋に分かれており、すべての選手が無料で利用できる。中ではオイルマッサージを受けている選手もいた。
専門の保育士が常駐し、子供が喜ぶたくさんのおもちゃと絵本を完備する広々とした託児スペースもある。これならプロやイベントに参加するアマチュアが安心して試合に集中でき、家族でバケーションを兼ねてイベントを楽しめるような大会側の配慮が感じられる。
メディアを迎える準備も万全。ヨーロッパの国々はもちろん、アメリカ、アジアほか多くのメディアに対して、大会中に快適に過ごせるよう快適なスペースが用意されている。
大会のために指定されているオフィシャルホテルがいくつかあるが、我々取材班は会場から車で15分ほど離れたところにある「La Villa Mandarine」に宿泊。かつての王族のお屋敷を改造したホテルで、小規模ながら細部にこだわったインテリアと中庭にそそぐ光とさえずる小鳥に癒される素晴らしい空間。
・・・などなど、主催、運営ならびに後援者が一体となって大会を盛り上げようとする熱意とホスピタリティーを感じる、まさに至れり尽くせりの大会なのである。