欧州男子ツアー

4月に日本で共催大会も 欧州ツアー2023年シーズンは過去最高の賞金総額214億円

2022/11/04 12:13
「DPワールドツアー」の新シーズン日程は(Luke Walker/Getty Images)

DPワールドツアー(欧州ツアー)は3日、来季の年間スケジュールを発表した。

26カ国で少なくとも39試合を開催し、4大メジャーと来年3月「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー」を除いた賞金総額は過去最高の1億4420万ドル(約214億円)。ツアーの最高責任者であるキース・ペリー氏は「まだ世界経済はパンデミックの影響を受けており、インフレという新たな課題があらゆる面でコストを圧迫している中、過去最高の賞金をメンバーに提供できることは大きな意義がある」と喜びのコメントを出した。

年間ポイントレースの上位8選手に対しては総額600万ドル(約8億9000万円)のボーナスを付与。一定の出場資格を有するメンバーについては15試合以上に出場すれば最低でも15万ドル(約2230万円)の収入が保障され、下部ツアーや予選会から昇格したルーキーには長距離移動の補助として最大2万ドル(約297万円)をすぐに支給する。手厚いサポートを前面に押し出し、PGAツアーとの戦略的パートナーシップの恩恵をアピールした。

新シーズンは11月末にスタート。南アフリカのサンシャインツアーとの共催「ヨハネスブルグオープン」、オーストラリアツアーとの提携の一環で行われる「フォーティネット オーストラリアPGA選手権」の同週開催で幕を開ける。今年はコロナ禍で初の日本開催を見送り、日本ツアー単独で行われた「ISPS HANDA選手権」(茨城・PGM石岡GC)も改めて4月20日開幕で日程に組み込まれた。

7月「全英オープン」後に設けた3週間の“夏休み”は、選手の要望を取り入れたものと説明。秋の詳細な日程は後日発表するとした。