南ア版デシャンボー? 20歳ニエナベールの1Wショットをもう見たか
2020/11/23 11:10
◇欧州男子◇ヨハネスブルグオープン 最終日(22日)◇ランドパークGC (南アフリカ)◇7506yd(パー71)
欧州ツアーで熱視線を受ける20歳がいる。大会を2位で終えた南アフリカのウィルコ・ニエナベールはルーキーイヤーにパワーで他を圧倒。目下、PGAツアーを飛距離で席巻するブライソン・デシャンボーを彷彿(ほうふつ)させるロングヒッターだ。
周囲をあっと言わせたのが「63」をマークした大会初日、4番(パー5)の1Wショット。力強いスイング、整ったフィニッシュから放たれた弾道は348yd先のバンカーをキャリーで軽々と越え、フェアウェイを勢いよく転がってからラフで止まり439ydを記録した。天気にも恵まれた第1ラウンドのティショットの平均は416.5ydだった。
Wilco Nienaber's 439 yard drive 🚀#JoburgOpen pic.twitter.com/AY6NNgPVUM
— DP World Tour (@DPWorldTour) 2020年11月19日
2000年4月生まれ。表情にはまだ、あどけなさが残る。昨年の「南アフリカアマチュア選手権」を制して19歳でプロ転向し、欧州ツアーの予選会で今季の出場権を得た。
今季の平均飛距離は53ラウンドで339.02yd。2位のディーン・バーメスター(南アフリカ)に10.29ydの差をつけて断トツのデシャンボーはPGAツアーの新シーズンが9月に開幕したため計測機会が少ないが、優勝した「全米オープン」を含む12ラウンドで337.8yd、2位のテイラー・ペンドリス(カナダ)とは5.9yd差だ。