2020年 アンダルシア マスターズ

“隔離”による精神的疲労…途中棄権をツイート釈明

2020/09/06 12:05
隔離生活を送りながらの転戦に疲れてしまったというジョーダン・スミス※撮影は大会初日(Mateo Villalba/Quality Sport Images/Getty Images)

◇欧州男子◇エストレージャ・ダム N.A アンダルシアマスターズ◇レアル・クラブ・バルデラマ(スペイン)◇7028yd(パー71)

大会初日に棄権したジョーダン・スミス(イングランド)が4日にツイッターを更新し、棄権理由は試合期間中の“隔離生活”による精神的疲労だとつづった。

ツアーが本格的に再開されてから7連戦中だった通算1勝の27歳は「僕が棄権したことを不思議に思っている人も多いと思う」と書き始め、「7試合に出場して(試合期間中はコースとの往復を除いて)ホテルの外に出ることができず、再びロックダウンされているように感じたのが主な理由」と説明した。

欧州ツアーは新型コロナウイルス感染拡大防止策として試合期間中は選手とキャディに対し、外部との接触を制限。ホテルに入って以降は“バブル”と呼ばれる隔離地域内だけの行動に制限している。

今大会首位に立つジョン・キャトリンは4週前の「イングリッシュ選手権」期間中、ツアー側が指定したホテルにチェックインした後、キャディとともに地元のレストランへ食事に出かけて失格となっている。

3日目を終えてアンダーパーがわずか1人という大会は、初日に4人が途中棄権。スミスも14ホールを終えて11オーバーというタイミングだったため、「1オーバーなら続けていたのでは?」など、疑問のコメントも寄せられた。「もちろん理由は一つじゃない。それもあったけど、最初から精神的に良い状態でなかったため悪いプレーになってしまったんだ」と返答した。

同じく欧州ツアーを主戦場とするエディ・ペパレル(イングランド)からは「もし7週連続で刑務所のような現在のツアー生活が続くならば、家に帰る方が良いよ。ゆっくり休んで」とストレスに理解を示す声も上がった。

スミスはその後に「途中で棄権するのは初めて。チームやツアーには本当に申し訳ない」と謝罪の意を示した。

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