暴行で訴追オルセンの出場停止を解除 コロナ禍で判決見通し立たず
2020/07/03 14:22
性的暴行など3つの罪で訴追された男子プロゴルフのトービヨン・オルセン(デンマーク)について、欧州ツアーは2日、出場停止処分を解除したと発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、無罪を主張しているオルセンの判決公判が開催される見通しが立っていないための措置。
オルセンは2019年7月29日、米国から英国に向かっていた旅客機内で眠っている女性に性的暴行を加え、機内の通路に放尿した上、乗客らに暴力をふるったとして、同年8月6日に英国で逮捕された。
欧州ツアーは判決が出るまでの間、オルセンの出場停止を決めた。だが、今年5月11日に予定されていた判決公判は早くても、来年12月6日以降に延期されることになった。ツアーは「法的手続きの終了後に処分は見直すが、進行中の問題のため、これ以上は何も説明できない」と説明した。
一方、ツアー5勝の30歳は「裁判が長引く中、キャリアを続けることを許可してくれたツアーに感謝している。裁判は進行中なので、事件に関してはノーコメントだ」と話した。
欧州ツアーは3月「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」以来、感染拡大のために開催されておらず、7月9日開幕の「オーストリアオープン」(オーストリア・ダイヤモンドCC)で再開を予定している。