マキロイが本命 スコットランドで注目の3人

高額大会の「ロレックスシリーズ」は今週スコットランドへと移動し、ルネサンスクラブにて「アバディーンスタンダードインベストメント スコットランドオープン」が開催される。同シリーズの第3戦を前に様々な数字を精査し、次の3人を注目選手としてピックアップした。

本命：ロリー・マキロイ

今週の優勝候補筆頭がロリー・マキロイであることに驚きはないだろう。安定したシーズンを送っており、米PGAツアーの「プレーヤーズ選手権」を制覇したほか、「全米プロゴルフ選手権」と「全米オープン」ではトップ10に入り、「WGCメキシコ選手権」で2位、そして「WGCデルテクノロジーズマッチプレー」で9位タイに入っている。

さらにメジャー4勝のマキロイは、地元のロイヤルポートラッシュで開催される「全英オープン」制覇へ向け、自身のゲームを磨き上げている最中なのである。

対抗：マルティン・カイマー

マルティン・カイマーもまた、自身のキャリアで最も安定した欧州ツアーのシーズンを送っているひとりだ。ドイツのカイマーは「全米プロゴルフ選手権」で予選落ちを喫したあと、正しい方向へと舵を切った。以降は「全米オープン」で35位タイ、「BMWインターナショナルオープン」で16位タイ、そして先週開催された「アイルランドオープン」で9位タイに入っている。

カイマーは今季、リンクスでも調子の良いところを見せており、前週のラヒンチGCでの好結果に加え、ヒルサイドGCで開催された「英国マスターズ」でも8位タイと結果を出していることを鑑みると、カイマーを注目選手として選出しない方が難しいというものだ。

穴：グイド・ミグリオッティ

グイド・ミグリオッティは欧州ツアーでのルーキーシーズンを快調にエンジョイしており、初シーズンながら「ケニアオープン」、そして「ベルギーノックアウト」と、すでに2勝を挙げている。このイタリアの若手が得意とするハイティアップからのスティンガーショット（低弾道ショット）は、ルネサンスクラブでも大きな武器となるだろう。また、今季2勝しているとはいえ来週の「全英オープン」の出場権を懸けてプレーすることになるため、モチベーションも十分であるといえる。