2018年 全英オープン

カーヌスティのコース記録保持者 フリートウッドの期待値

2018/07/18 10:00
好印象を抱くカーヌスティでの戦い。フリートウッドに勝機は

トミー・フリートウッドは、この木曜にひとたび「全英オープン」が始まってしまえば、彼自身の持っているカーヌスティのコースレコードは恐らく意味を持たないであろうことは承知しているが、それでも昨季の「レース・トゥ・ドバイ」王者はメジャー初制覇へ挑戦する準備は万端整っていると確信している。

フリートウッドは2017年の「アルフレッド・ダンヒル リンクス選手権」にて、このカーヌスティで見事「63」をマークした。しかし、当時の10月中旬のコンディションは、クラレットジャグの行方を決めるための今週の速く厳しいコース設定とは雲泥の差があった。

とは言え、シネコックヒルズでの最終日に猛チャージをかけ、「全米オープン」を連覇したブルックス・ケプカと1打差の2位になったこともあり、フリートウッドはメジャー初制覇へ自信を覗かせている。

「絶好調だったからね。『全米オープン』の直後に『全英オープン』があればと思った」とフリートウッド。「確かに勝てなかったし、(クラブハウスリーダーとして)座って待っているなか、あれだけの接戦になったのだから、ガッカリもしたよ」。

「でも、少し時間を置いて考えてみると、あそこまで惜しかったのだから、僕も首位で72ホールを終えることができる証明になったと思えた。1打差ということは、1ラウンドあたり1/4ショットだから、つまるところ、ほとんど差はないんだよね」。

「今週もまた、ゴルフの世界で最も大きな大会といっても過言ではない世界有数の舞台で、最高の選手たちと競うことになる。とても楽しみにしているよ」。

「僕に(優勝)できない理由なんてないんだ。過去に起こったことは本当に問題じゃないんだよ。自信を積み上げて、できることをすることが問題になるわけだ。結局のところ、僕はとにかくコースで良いショットを打って、パットを決めなければならないんだ」。

今週、すでにカーヌスティで練習ラウンドを回ったフリートウッドは、フェアウェイキープは難しくなるだろうと認めた。

「全く違うコースになっている。昨日プレーしたけれど、これだけ硬くて速くなっているのは見たことがないね。打ったショットと結果に関連性がないことが本当に多いんだ。今週はインプレーに留めて、フェアウェイを捉え、そこから打てるかどうかで難易度が大きく変わるのは間違いないね」。

「ここ数年、ここでプレーした経験が無駄になることはない。それに、コースレコードを持っていることも無駄にはならないけれど、通常僕らが(このコースで)対峙しているチャレンジとは完全に異質ものになっているね」。

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