数字で振り返る「全米オープン」初日
ついに開幕した第117回「全米オープン」初日は手に汗握る展開となった。europeantour.comではエリンヒルズでの木曜日を振り返り、大会の鍵を握ることになりそうな幾つかの数字をピックアップした。
『65』- 18ホール終了時点で単独首位に立ったリッキー・ファウラーは第1ラウンドに「65」をマーク。ちなみに、「全米オープン」初日の7アンダーは37年振りのこと。
『44』- 近年では最もフレンドリーな「全米オープン」のレイアウトと広く認知されている通り、エリンヒルズでの木曜日には、44人の選手がアンダーパーをマークしたが、これは大会史上、初日としての最多記録となった(これまでは1990年にメダイナで開催された際の39人が初日としての最多だった)。
『18』- しかしながら、世界のトップ4は4人合計で木曜は18オーバーと出遅れた(松山英樹「74」、ダスティン・ジョンソン「75」、ロリー・マキロイ「78」、ジェイソン・デイ「79」)。
『100 』- 谷原秀人とアレックス・レビーの2人のみ、14ホールでフェアウェイを捉え、フェアウェイキープ率100%を達成した。
『5』- 一方、ロリー・マキロイは14ホール中、フェアウェイを捉えたのは5ホールに留まり、第1ラウンドのフェアウェイキープ率を35.71%とし、同スタッツではアマチュアのウォーカー・リーと並ぶ155位にランクされた。世界2位のマキロイによる「78」は、ここ2年以上でのヨーロピアンツアーにおける最多ストロークとなった。
『152』- ヘンリック・ステンソンはパー4の11番で、残り152ヤードの2打目をノーバウンドでホールにねじ込むスラムダンクを披露した。
『104』- 松山英樹はパー4の15番で、残り104ヤードの2打目をバックスピンで戻してホールインするイーグルを奪った。
『18』- 最終ホールは632ydながら、この木曜は難度が最も低かった。パー5の同ホールの初日の平均スコアは4.63だった。
『6』- アダム・ハドウィンは18番から5番にかけて6連続バーディを奪取。これは「全米オープン」における1ラウンドのなかでの最多連続バーディタイ記録となった。
『1994』- メジャー大会にフィル・ミケルソンとタイガー・ウッズの両名が出場しなかった最後の年は1994年の「マスターズ」。以来、メジャー開催は今回が92大会目となる。
『14』- 今週のフィールドにいるイングランド人選手は14人(ヨーロピアンツアーメンバーは46人)。これは「全米オープン」新記録である。
『7845』- 木曜のエリンヒルズのヤーデージ。これは「全米オープン」史上最長となった。