状況の好転を期待するマキロイ
ロリー・マキロイは、今週マイアミで開催される「WGCキャデラック選手権」で笑顔を取り戻すことを楽しみにしている。
世界ランキングNo.1のマキロイは、先週の「ホンダクラシック」第2ラウンド中盤で棄権してしまった。その直後、マキロイはその理由として歯の痛みがあったことを発表したが、その症状は彼が認めた通り、棄権を強いるほどのものではなかった。
北アイルランド出身の彼は最近、悩んでいることがある。これまでのキャリアの中でも同じようなことはよくあったのだが、「ライダーカップ」での2年連続優勝、そしてレース・トゥ・ドバイと全米男子ツアーの賞金王に輝くと言う2つのメジャー王者となっているという輝かしい実績があるがゆえの悩みだ。
彼はこう語っている。「皆さんは、私があの惨憺たる状況の後にとった行動を見ていたことと思います。その後、十分に考える時間はあったのですが、直ぐにあれはすべきでなかったと気がつきました」。
「どんなに自分の調子が悪くても、そこに留まるべきでした。たとえ予選突破が難しいような状況でも、ベストスコアを出すようにトライすべきでした。歯のことはずっと気になっていましたが、プレーを中断するほどのことはなかったかもしれません。しかし、そうしてしまったんです。とても後悔しています。でも、もう過ぎてしまったことだし、そんなことは二度と起こらないと思っています」。
彼は先週からハードな練習を続けており、かの有名なトランプドラールのブルーモンスターコースでは報われることを望んでいる。
彼はこう言っている。「必死にこの4、5日間は練習してきました。本気でこれ(スイング)を良くしたいと思ってね。そしてまだ途中なんです」。
マキロイは笑顔を取り戻すことも決めているのだ。
「思い出せば、なんでゴルフを始めたのか・・・好きだからなんです。本当にそうなんです」と彼は語った。「コースへ出て、楽しまなければいけないんです。昨年と一緒のことです。デーブ・ストックトンには、こう言われたんです。『君が外に出ていくのを見たとき、笑顔が無かったんだ。もっと笑顔になるべきだよ』とね。そして笑顔でいることができれば精神面も安定しますしね。基本的に去年の夏にツアーを転戦しているときは、笑顔だったんです」。
「ゴルフを楽しみ始めれば、調子は良くなりますよ。そして、しばらくゴルフを楽しむことができていなかったんです。なぜなら、パットを打つ時にはそれは多くのプレッシャーを抱えていたので。今週はこの状況から抜け出して、エンジョイするつもりです」。