2019年 サウジインターナショナル

サウジ大会の初代優勝者はDJ「王者になれて光栄」

2019/02/04 16:00

ダスティン・ジョンソンがワールドクラスのフィールドを集めた第1回「サウジインターナショナル」を2打差で制覇し、欧州ツアー6勝目を挙げた。最終日を5バーディ、2ボギーの「67」でラウンドし、通算19アンダーとして李昊桐とのバトルを制した。

18番で慎重に1.5mのバーディパットを沈めた李は、通算17アンダーとして単独2位で大会を終えた。3位には、7バーディ、2ボギーの「65」をマークしたイングランドのトム・ルイスが入り、さらに1打差の4位にはミンウ・リーが続いた。

最終ラウンドの戦いは、2番で1.8mのパットを沈め、同ホールで4日連続となるバーディを奪ったジョンソンが李に先制パンチをお見舞いするかたちで幕を開けた。しかし李は、パー5の4番で短いバーディパットを決めて反撃すると、9番では高低差のある難しいアプローチを直接決めてバーディを奪い、単独首位に浮上した。

両者ともに10番でボギーを叩くと、その後はジョンソンが11番と12番で連続バーディを奪って首位の座を奪い返した。李が13番と14番を連続ボギーとしたことでジョンソンはリードを3打とし、首位の座を固め始めた。

それでも23歳の李は15番の第2打をピンそば60cmにつけてバーディを奪い、ジョンソンに追いすがった。さらにパー3の16番では、ジョンソンがグリーン左に外したティショットを海に入れたことで、もう一波乱起こるかに見えた。しかし、ジョンソンはボギーパットを沈め、李とルイスに対し1打差のリードを保つことに成功した。

そして17番でタップインバーディを奪ったジョンソンは、残り1ホールで後続との差を2ストロークに広げた。最終ホールでも続け様にタップインバーディを奪ったジョンソンが、結局2打差で勝利をものにした。

大会制覇を喜ぶジョンソンは「本当に良い心持ちだ。世界のどこであれ、プロのゴルフトーナメントでの優勝というのは大きな勝利なんだ」と述べた。

「王者となれて光栄だし、この勝利は嬉しい。取り組んできたことが上手く行っているし、まだ上達の余地はたくさんある。自分のゴルフがどのレベルにあるかについて、とても満足している」。

「自分のしていることに大きな自信を持っているし、良いショットがたくさん打てていると感じている。だからミスの度合いが向上し始めているし、16番ではミスをしたとはいえ、前よりもミスをすることが減っているんだ。実際のところ、あれは今週唯一の大きなミスだった。だから、自分のゴルフの状態には満足しているし、ここで大きな勝利を挙げることができたので、自信を持って残りの1年に臨むことができる」。

ジョンソンの勝利に納得の李は「とても良いマッチだった。特にフロントナインは良いプレーができたね」と述べた。

「バックナインでは少しズレが生じてしまい、今日もベストのプレーができなかった。でも、多くを学んだし、特に上がり数ホールは僕にとって良かった。彼(ジョンソン)はこの大会の勝者として相応しいと思う」。

ルイスは最終ラウンドのスタートから5連続バーディと猛チャージを見せ、通算16アンダーとして一気に優勝争いに加わるかに見えた。しかし、その後は2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせずラウンドを終えた。

2019年 サウジインターナショナル