「勝てたら特別」ジョン・ラームが母国・スペインでのタイトル目指す
今週の「スペインオープン」のため、セントロ・ナシオナル・デ・ゴルフへ帰ってくる世界4位のジョン・ラームは、母国でプロとしての初タイトルを狙っている。
バリカ出身のラームはジュニア時代に、ここで勉学とゴルフに励んだ。先週の「マスターズ」を4位でフィニッシュしたヨーロピアンツアー2勝の23歳は「スペインオープン」の優勝者リストに自分の名を刻むことで、自身のアマチュアとプロのキャリアを組み合わせたいと願っている。
「僕は自分が16歳、18歳、そして21歳以下と、全ての年齢のスペインゴルフ連盟ナショナルチャンピオンであると言えることに幸運を感じています。4つか5つあるカテゴリーで王者になっていますし、そのうち幾つかは複数回優勝しています」
「スペインオープンに出場するわけですし、スペインのレジェンド全員がこの大会を制覇しているのを知っていますので、是非自分の名前をそこに加えたいですね。この最後の印を得ることで、自分のプロとアマチュアのキャリアをリンクさせることができたら素晴らしい」
「僕は人生の2年間をここの練習レンジやゴルフコースで過ごしたので、これ以上の場所はありませんし、それだけに今週は勝てたらと思います。ここは自分のゴルフのスキルの大部分を磨いた場所であるだけに、勝てたら特別な瞬間になるでしょうね」
地元で人気のラームは、更に彼の家族や友人の前で優勝することを夢見ている。
「このような特別な場所で、スペインゴルフ連盟やここスペインにいる僕のファンの前で勝つことによって得られる誇りと喜びは素晴らしいでしょう。家族も大勢見に来てくれると思います」
「これまでの4勝のうち、父は2度立ち会っていますが、実は母はまだ1度もその場にいたことがありません。ですので、両親の前でプロとして優勝することができたら、とても素敵でしょうね」
先週、オーガスタ・ナショナルで開催された「マスターズ」での日曜に「69」をマーク。優勝したパトリック・リードと4打差4位で大会を終えたラームは、メジャーにおける自己最高順位を更新した。
「とても良い、クオリティの高いゴルフをプレーしました。『65』を含む60台のラウンドが3回あり、終盤のホールではほとんどボギーを叩かなかったので、あのようなプレーができ、優勝争いに加われたことには非常に満足しています。とはいえ、3打差以内に迫れるとは思っていませんでしたが」
「自分の目標は、日曜に優勝のチャンスのある位置につけ、そこで自分がどう振る舞い、どう対処するのかを見ることでしたが、これにはかなり満足しています。先週できた良いプレーと良い感覚の全てを今週にいかせたらと思っています。この大会は僕にとってとても重要なだけに、先週と同じくらい良いプレーができれば良いですね」