2017年 ヨハネスブルグオープン

「ヨハネスブルグオープン」で注目の3人

2017/12/07 12:45
「ヨハネスブルクオープン」で本命視されるディラン・フリッテリ(※撮影は「ライオネスオープン」)

データの達人が選ぶ今週の「ヨハネスブルグオープン」で注目すべき選手はこの3人だ。

本命:ディラン・フリッテリ

先週モーリシャスで2017年のヨーロピアンツアー2勝目を挙げた若手南アフリカ人選手のディラン・フリッテリは、間違いなく本命選手として今週の大会を迎える。先週はパーオン率でトップの数字を記録しながらも、全体的なゲームは最高の状態にあったわけではないが、それでも並外れたショートゲームの精度が勝利に一役買った。

先週の彼による優勝は多くのニアミスの末に生まれた物であり、「トルコ航空オープン」での2位、そしてシーズン最終戦の「DPワールドツアー選手権」でのトップ5入りは記憶に新しいところだ。地元南アフリカでのヨーロピアンツアー初制覇、そして公式世界ゴルフランキングでトップ50入りすれば「マスターズ」の出場権も得られるとあり、27歳のフリッテリにとって大会へ向けたモチベーションには事欠かない状況である。ランキングでトップ150圏外から昨季をスタートした彼が、「マスターズ」出場がかなうトップ50圏内で2017年を終えることができれば、わずか2年前は世界ランク926位だった彼にとっての目覚ましい1年間のこの上ない締め括りとなる。

対抗::ヘイドン・ポルテウス

南アフリカの飛ばし屋は、今週の開催コースであるランドパークGCで行われた4年前の「ノーザンアマチュア」を14打差で圧勝しているだけに、余裕を持って今週の大会を迎えることができるだろう。「D+D REALチェコマスターズ」を制覇した23歳のポルテウスは、好調のまま昨季を終え、先週のモーリシャスでも土曜の最小スコアタイとなる「66」をマークするなど、好調を維持している。重要な局面で常に自信を漲らせる2016年の「ヨハネスブルグオープン」王者が、今週も良い一週間を送ることは想像に難くない。

穴:ジェフ・ウィンザー

昨季、シード権を失いながらも、先月のQスクールで2位タイに入ったジェフ・ウィンザーは、先週の「アフラシアバンクモーリシャスオープン」最終日に見事「63」をマークするなど、好調のまま今週の大会を迎える。最近のウィンザーの好調を支えているのはパッティングであり、加えてゴルフに勢いと自信を感じさせるだけに、3ツアー共催の「ヨハネスブルグオープン」は彼の1週間となる可能性がある。

2017年 ヨハネスブルグオープン