2017年 アイルランドオープン

「ドバイデューティーフリー アイルランドオープンbyロリーファウンデーション」の大会アラカルト

2017/07/04 09:10
自身のホスト大会開幕前、リラックスした表情を見せるロリー・マキロイ(Oliver McVeigh_Sportsfile via Getty Images)

ヨーロピアンツアーにリンクスゴルフが戻ってくるロレックスシリーズ第3戦では、北アイルランドで最も魅力的なゴルフコースのひとつに、世界最高のビッグネームたちがティアップすることになる。ここに、「ドバイデューティーフリー アイルランドオープンbyロリーファウンデーション」について知っておくべき全ての情報をお知らせしよう。

2016年大会を振り返る

昨年はザKクラブでギャラリーを沸かせたロリー・マキロイが、ラッセル・ノックスの手強い挑戦を退け、「ドバイデューティーフリー アイルランドオープンbyロリーファウンデーション」を制覇した。

最終日に「69」をマークした北アイルランドのマキロイは、キルデアでヨーロピアンツアー13勝目を挙げたわけだが、マキロイはそれまで同大会では3年連続予選落ちを喫しており、地元勢による優勝はアマチュアとして大会を制覇した2009年のシェーン・ローリー以来という印象的なものだった。

3打差の首位で最終日を迎えたメジャー4勝のマキロイは、残り3ホールの時点でノックスに先行を許すも、2つの見事なショットで上がり3ホールをバーディ、パー、イーグルとし、通算12アンダーで大会を制覇した。なかでも、5Wで18番グリーンを捉えたショットは、2016年ヨーロピアンツアーのショット・オブ・ザ・イヤーに選出された。

3打差の2位タイには、ノックスと、2連続バーディフィニッシュで「66」をマークしたブラッドリー・ドレッジが入った。

通算8アンダーの4位にはマシュー・サウスゲート、そして通算6アンダーの5位タイには、最終日「65」をマークしたマルティン・カイマーとマクシミリアン・キーファーのドイツ勢とイングランドのティレル・ハットンが入り、更に1打差でラファ・カブレラベローとエディー・ペパレルが続いた。

フィールド

ポートスチュワートGCで開催される今年の「アイルランドオープン」には多くの有力選手がフィールドにひしめいており、これには大会ホストでディフェンディングチャンピオンのロリー・マキロイ、そしてエリンヒルズでの「全米オープン」で2位タイに入り、今大会でヨーロピアンツアーのレギュラー大会デビューを果たす世界2位の松山英樹も含まれる。

更に北アイルランドのファンは、ロレックスシリーズデビューを果たした先週の「HNAフランスオープン」で10位タイに入ったスペインの新星ホン・ラームに加え、7年振りの大会出場となる金メダリストのジャスティン・ローズを目の当たりにする機会に恵まれる。

「HNAフランスオープン」で圧巻のパフォーマンスを見せたトミー・フリートウッドは、ル・ゴルフナショナルでの1打差の勝利を経て、自信満々で北アイルランドにやって来る。見事な2017年シーズンのスタートを切ったイングランドのフリートウッドは、ヨーロピアンツアーで2勝を挙げたほか、「全米オープン」では4位に入るなど、目下「レース・トゥ・ドバイ」で首位を快走しており、ここ最近の好調を今週も結果に繋げたいと目論んでいる。

ティレル・ハットントーマス・ピータースラファ・カブレラベロー、アンドリュー・“ビーフ”・ジョンストン、リー・ウェストウッドダニー・ウィレット、そしてイアン・ポールターと、トロフィーを狙う有力選手を挙げ始めるときりがなく、かつてのメジャー王者であるグレーム・マクドウェルパドレイグ・ハリントン、そして地の利を活かしたい地元北アイルランドのダレン・クラークも虎視眈々と大会制覇を狙っている。

コース

ポートスチュワートGCは、現在オールドコースのある場所に9ホールが造成された1894年に開場し、1934年に18ホールに拡張された。

1986年にクラブは“シスリーホロー”と呼ばれた砂丘を購入し、新たに伝統的なリンクスデザインを取り入れた7ホールを、大西洋を臨む堆い砂丘で形成されたバン川沿いの半島に造成した。

アイルランドで最高のオープニングホールを持つコースとして有名な、デス・グリフィン設計の7,118ヤード、パー72のストランドチャンピオンシップコースは、世界中のゴルファーにとって、死ぬまでに一度はプレーしたいコースのひとつとなっている。

コース詳細

[アイルランドオープン」が開催される、ポートスチュワートGC詳細

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