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ショット不調で「ちょっと奇妙」 ハットンがセントアンドリュースで初V

「アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権」の最終日を7バーディ、1ボギーでラウンドしたイングランドの24歳、ティレル・ハットンが4打差で悠々と勝利を飾り、ヨーロピアンツアー初制覇を果たした。

土曜にセントアンドリュースでコースレコードタイの「62」をマークしたハットンは、オールドコースでの最終日を「66」で回り、通算23アンダーまでスコアを伸ばした。

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通算19アンダーの2位タイには、ハットンの同胞のロス・フィッシャー、そして南アフリカのリチャード・スターンが入った。

その2打後方には日曜を「68」でラウンドしたスウェーデンのヨアキム・ラガーグレンが入り、通算16アンダーの5位にはスコットランドのマーク・ウォーレンが続いた。

3打差の首位で最終ラウンドを出たハットンは、3番で1.8メートルのバーディパットを決めると、4番では7.5メートルをねじ込むなど、快調なスタートを切った。

続く5番で長いイーグルパットを決め損なったが、タップインで楽々バーディを奪った。

その後の3ホールをパーとしたハットンは、9番で6メートルのバーディパットを決め、前半を「32」とした。

ハットンは12番で2.1メートルのバーディパットを沈め、通算22アンダーとすると、14番でもバーディを奪って後続との差を広げた。

アイアンショットで1.8メートルにつけた15番でも、バーディを奪い、通算24アンダーまでスコアを伸ばした。

バンカーに捕まった17番でこの日唯一のボギーを叩いたが、18番では落ち着いてパーパットを沈め、勝利を確定させた。

「すばらしい気分だ。僕は6歳でウェントワースを歩き回っていた頃から、この瞬間を待ち望んでいた。信じられないよ」。

「今日は一日ナーバスになっていた。14番か15番くらいでようやく気持ちが落ち着いてきたけど、とにかくこの一線を超えることができて嬉しいよ」。

「今週は新しいパターをバッグにいれていたのだけど、これが功を奏したね」。

「ちょっと奇妙な感じがするんだ。と言うのも、今週はショットの感じがしっくりこないことが多々あったのだけど、パッティングに助けられた。それがこのトロフィーを掲げる上での鍵となったね」。

「僕は世界のトップ50圏内に入るという目標を持っていて、大会前は53位だったから、どこまで上がっているのか、明日の朝、ランキングを見るのが楽しみだね。シーズンを良い形で締め括って、もう少しランキングを上げることができれば良いね」。

ハットンと3打差で最終ラウンドをスタートした35歳のフィッシャーは、出だし5ホールを危なげなくパーとし、6番で6メートルのパットを決めてこの日最初のバーディを奪った。

7番でこの日2つ目のバーディを奪い、前半を「34」で通算16アンダーとして後半へ折り返した。

10番で大きく曲がるバーディパットをねじ込み、最高の形でバックナインをスタートすると、続く11番では10メートルのパーパットを決める見事なパーセーブを見せた。

15番でこの日4つ目のバーディを奪い、18番でも1メートル弱のバーディパットを沈め、通算19アンダーとしてスターンと並んだ。

「僕は『67』をマークし、最後もすばらしいバーディで上がることができたけど、僕が何をしようと、今日のティレルは良すぎたね」とフィッシャー。

「初勝利を目指し、ゴルフの聖地セントアンドリュースにて最終組でプレーしながら、彼は完璧なプレーをした。17番でボギーに繋がるこの日唯一のミスショットを打ったけれど、今日の彼はとにかく良すぎたよ。すばらしい初優勝を遂げたティレルを称賛するよ」。

スターンは4番、6番、そして9番でバーディを奪い、前半を「33」とした。

バックナインに入ってもバーディ攻勢の続いたスターンは、11番と14番でバーディを奪うと、トリッキーな17番ではチップインでバーディを奪い、「66」で大会を締め括った。

「僕は良いプレーをしたよ。ティレルにプレッシャーをかけるべくベストを尽くしたけれど、彼は良いスタートを切ると、そのまま行ってしまったね。彼にとっては良いことだけどね。これは大きな勝利だし、オールドコースでの優勝は彼にとって特別な勝利になるだろうね」とスターンもハットンを称賛した。

関連リンク

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