2016年 ポルシェ ヨーロピアンオープン

ぶっつけ本番にも余裕しゃくしゃくのヴィースベルガー

2016/09/21 10:00
ベルント・ヴィースベルガー(Andrew Redington/Getty Images)

今週は洪水により、練習ラウンドとプロアマの中止を余儀なくされた。その判断を支持するオーストリアのベルント・ヴィースベルガーは、コースの予備知識は限定されていながらも、バートグリースバッハゴルフリゾートのベッケンバウアーコースに挑むことを心待ちにしている。

先週末、バートグリースバッハ一帯を襲った集中豪雨のため、コース内を流れるロット川が氾濫し、いくつかのフェアウェイが水没する事態となった。

欧州ツアー3勝のヴィースベルガーは、母国の国境に程近いバイエルン地方のコースですっかり
くつろいだ様子を見せた。木曜の第1ラウンドを前に、誰一人としてコースをプレーしていないレアな状況で大会が幕を開けることで、初めの2日間はとても興味深い展開になると確信している。

「僕にとっては居心地の良い週だね」とヴィースベルガー。「昨日、家からちょっとしたドライブがてら車で来たんだ。残念ながら雨に見舞われ、僕らはコースで練習ができなかったわけだけど。 不運だったけれど、(練習やプロアマの中止は)合理的な判断だったと思うよ」。

「すばらしい大会だし、グリーンキーパーのスタッフたちは、見事な仕事をしているね。全体的に見ると、僕にとっては居心地の良い1週間なんだ。来たいときにいつでも車で来られるのはとても楽だからね」

「明日は何ホールか歩くことになるかもしれない。去年プレーしているのでコースは知っているけれど、コースで時間を過ごし、この目でグリーンを確認するのは絶対にしようと思う。 グリーンがどういう反応をするのか知らずにグリーンへ打っていくのは難しいからね」

「いくつかグリーンをチェックして、ヤーデージも確認することになると思うけれど、誰もコースをプレーしていない状況は同じだから、面白いことになると思うよ」

30歳のヴィースベルガーは昨年、初日に見事「64」をマークして首位タイで大会をスタート。2日目に「76」と崩れ、驚きの予選落ちを喫している。

とは言え、彼がこのコースで好スコアをたたき出すツボを抑えているのは間違いない。2週間前の「KLMオープン」で2位に入っており、彼自身楽しめるチャレンジを提供してくれると考えるコースで自信を深めている。

「『KLMオープン』でまた良いプレーができて楽しかったし、僕にとって重要だったんだ」とヴィースベルガー。「何日か休みを取ったんだ。自宅で少しだけ練習したけど、今年の残りのシーズンへ向け十分に休養を取ることができたと感じている。スイングは良い感じだし、ショットもいいから、それが残りのシーズンへ生きてくればいいね」。

「(去年の)初日は良かったんだ。チャンスのあるコースだね。バックナインの序盤にある2つのパー5は、その後のホールで勢いづくためにも、確実にものにしたいね」

「3番と4番、それに5番は距離が長いのでパーで御の字というホールだね。あそこでは、しっかりとフェアウェイをキープしないといけないんだ。そのあたりの何ホールかが牙を剥くところなんだけど、今年はどうなるかという感じだね」

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