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2016年 ユーラシアカップ
期間:01/15〜01/17 場所:グレンマリーGC(マレーシア)

欧州チームの勝利へ向け完全に焦点を合わせるローリー

シェーン・ローリーは「ユーラシアカップ」開幕を前に、プロとなって初めて味わうチームゴルフの雰囲気を楽しんでいるが、ひとたび金曜の朝にティオフすれば欧州チームは本気で勝負に臨むと強調した。

キャプテンのダレン・クラークは、10-10の引き分けに終わった2014年の第1回大会を経て、初めてトロフィーを欧州へ持ち帰るべく、マレーシアの首都クアラルンプールにたたずむグレンマリーG&CCへ12人の精鋭を連れてきた。

世界ゴルフ選手権の「ブリヂストンインビテーショナル」を制するなど、「レース・トゥ・ドバイ」を5位で終えるすばらしい2015年シーズンを送ったローリーもその1人である。

今年はオリンピックと「ライダーカップ」が控えているとあって、2016年はローリーのキャリアで最も大きな一年になる可能性を秘めている。彼は欧州チームにあってコース外ではリラックスして過ごしていることを明かしたが、今年初めの大会で勝利を飾り、トロフィーを欧州の地へ持ち帰る決意を確固たるものにしている。

「ダレンは勝利への願望について良く語るんだ」とローリー。

「僕らはチームとしてそのことを真剣に捉えなくてはいけない。要するに、僕らは日曜の夜に負け犬としておめおめとこの場を去りたくないということだし、とにかくベストを尽くしてプレーしたいんだよ」

「もちろん、僕らは楽しまなくてはならないし、休憩時間やチームルームで落ち着いて過ごす時は笑ったりしないとね。でも、ひとたびコースへ出れば僕らは真剣にプレーするし、日曜は絶対に優勝をつかみにいくよ」

「僕らはとても負けず嫌いなんだ。プロゴルファーは誰であれ、どのような形でプレーしていても負けず嫌いなものだし、地元で友達とプレーしようとも、ここで『ユーラシアカップ』に出場しようとも僕にとっては同じなんだ。とにかく全力を尽くしてプレーするだけだよ」

「僕らは今週、良いプレーができることを望んでいるし、金曜は良いスタートを切ることができればと思うし、あとは日曜どうなるかだね」

「環境はいつもと少し違うけれど、これは良いものだね。もちろん僕らはプロゴルファーとして、個人で戦う大会にはたくさん出場しているけれど、そこでは自己中心的なゴルフになることもあるからね。今週はチーム戦で仲間のためにプレーするんだから、楽しくなるだろうね」

マシュー・フィッツパトリックもまた、大躍進のシーズンを経てプロフェッショナルのチーム対抗戦デビューを飾る欧州チームの一員だが、彼には2013年に「ウォーカーカップ」でプレーした経験がある。

その大会では、英国アイルランド連合チームは9-17で米国チームに敗れたが、フィッツパトリック自身、プレーした4マッチでは、フォアサムで2ポイント、シングルスで1ポイントを挙げてた。「ブリティッシュマスターズ」王者の彼はその経験を存分に生かしたいと考えている。

「前回僕がフォアサムとフォーボールでプレーしたのは、2年前の『ウォーカーカップ』の時ですね」とフィッツパトリック。「ですので、僕には経験があるんですよ」。

「僕は(団体戦を)常にエンジョイしますし、今回もこれまでのところ、皆エンジョイしているようですね。それが重要なんです。ベストを尽くしてプレーしなければなりませんが、同時に楽しまないと駄目なんですよ」

「恐らく、チーム内の冗談や笑いが大きく物を言うのだと思います。外部の人たちは皆、僕らがシリアスでとてもいかめしい面持ちをしているのだろうと考えているのでしょうけれど、実際のところ、大笑いしているんですよ」

「僕個人について言えば、(ダニー)ウィレット、リー(ウェストウッド)、そして(イアン)ポールターと一緒にプレーして、一日中笑いが止まらなかったですね。本当に楽しめましたし。今のところ、そこまでプレッシャーは感じていないですね。このまま楽しんでいられるのは良いことだと思います」

フィッツパトリックやローリーはチームルームの新顔だが、リー・ウェストウッドはこうした状況のベテランであり、彼は「ライダーカップ」に9回出場し、そのうち7大会でチームの勝利を経験している。

「ライダーカップ」で5度優勝を経験しているイアン・ポールターとともに、今週の大会にキャプテンズピックの一人として臨む42歳のウェストウッドは、キャプテンズピックということで余分なプレッシャーを感じていることを認めつつも、チーム内の若手選手は必ずしも彼に助言を求める必要はないと考えている。

「ダレンはチームの面々を見て、若いチームだと感じたんだと思う」とウェストウッド。「チームゴルフの経験がそこまでないから、彼はイアンと僕を招集したんだと思うよ」。

「確かに、キャプテンズピックだと、その選択を正当化しなくてはならないので、少し余計にプレッシャーが掛かるものだよ。でも、これまで『ライダーカップ』でも2度ほどキャプテンズピックで出場したことがあるし、僕にとって『ユーラシアカップ』は初出場だからね」

「今週プレーする面々は各々がすばらしい選手であることを証明してきているし、そんなに手助けは必要ないと思うんだ。彼らは大舞台でのプレーを経験しているし、チームゴルフはそこまで経験がないかもしれないけれど、アマチュア時代に何度か経験しているはずだからね」

「それに、原則は同じなんだよ。真ん中へ打って、ピンに寄せ、パットを決める。とにかく、それさえちゃんとやっておけば、どんな形式のゴルフでもうまくいくんだよ」

「もちろん、今週、そしてもしかしたら今年の後半、僕らは欧州を代表してプレーするわけだけど、そうした考えが脳裏をかすめないようにしなければならないし、ただ自分のすべきことに集中し、自分のゴルフ、この代表チーム入りを成し遂げたゴルフをすることに専念すべきなんだ。それさえできればポイントを上げるには十分なはずさ」

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