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2016年 BMW南アフリカオープン
期間:01/07〜01/10 場所:グレンダワーGC(南アフリカ)

バンジルが首位発進/BMW南アオープン

「BMW南アフリカオープン」初日は、母国でのヨーロピアンツアー初優勝を狙うジャコ・バンジルが1打差の首位に立つ展開となった。

南アフリカ出身のバンジルは、地元のサンシャインツアーでは13勝を挙げているが、今週フィールドに名を連ねる同胞のアーニー・エルスレティーフ・グーセントレバー・イメルマンヘニー・オットー、そしてリチャード・スターンら蒼々たる面々が計11回にわたり母国優勝を遂げてきたこの大会では勝っていない。

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世界で2番目に古い歴史を持つナショナルオープンへの出場は、バンジルにとって今回で15回目。これまで予選落ちは初出場だった2000年大会の1度のみとなっているが、最高成績は2014年の12位に留まっている。

今週、グレンダワーGCで勝利することができれば、彼にとって初のナショナルオープン制覇となるだけでなく、昨年11月にビクトル・デュビッソンに敗れた「トルコ航空オープン」など4度の2位を経験してきたヨーロピアンツアーでの初制覇にもなる。

初日を「65」でラウンドし、同胞のショーン・ノリスに1打差をつけて首位に立った36歳のバンジルは、日曜にトロフィーを掲げることができれば最高の経験になるであろうと認めた。

「南アフリカ人にとってこれは特別な1週間だから、皆ベストを尽くして優勝争いについて行こうとするし、もしここでヨーロピアンツアー初優勝を遂げることができたら、これほど甘美なものはないよね」とバンジル。「でも、シーズンはまだ長いから、とにかく1週間ずつコツコツやって行くよ」。

第4組でスタートしたバンジルは18ホールを終えることができたが、この日は雷警報によりサスペンデッドとなったため、33人の選手が明朝6時半からショットガンスタートで第1ラウンドを再開することになった。

インスタートだったバンジルは、出だしの10番でバーディを奪うと、13番でもスコアを伸ばし、15番、16番と連続バーディを奪って前半を「32」として後半へ折り返した。1番でもバーディを奪ったバンジルは、パー5の2番ではイーグルを奪って7アンダーとしてリーダーボードの最上位に躍り出た。

一方、バンジルの2組前をプレーしたノリスは11番、12番とバーディを奪い、15番ではイーグルを奪ってリーダーボードを駆け上がった。17番でもバーディを奪ったが、18番でボギーを叩き前半を「32」とした。

1番でバーディを奪って勢いを取り戻したノリスは、4番でボギーを叩くも、5番でバーディを奪い、14ホール終了時点でバンジルと2打差の5アンダー。8番でティショットを大きく外しながらもバーディを奪ったとほぼ同時に、バンジルが7番でグリーンエッジの難しいライからのチップショットを強いられ、この日唯一のボギーを叩いたため、2人が首位で並ぶ展開となった。

しかしながら、バンジルは8番で2打目をピン側1.5mにつけてバーディを奪う鮮やかなバウンスバックを見せ、再び単独首位に浮上した。

ホールアウト後のバンジルは「今日は初めの数ホールはほとんど風もなく、涼しくて快適だったので、スタート順で得たコンディションの利を活かさないといけなかったんだ」と振り返った。「僕らにとって8つ目のホールまで来ると、風も強まり、気温も若干上がってきたから、断然タフになったね」。

「今日はとても良い感じだったね。とても心地良くプレーできたし、鈍さはほとんど感じなかった」

午後はコンディションが難しくなるなか、キース・ホーンとジェイブ・クルーガーの南アフリカ人コンビが「67」でラウンドを終えた。

ホーンは2連続バーディでラウンドをスタートさせ、前半のアウトを3アンダーで折り返し、後半は15番のイーグルなどでスコアを伸ばした。ノーボギーのラウンドを完遂したクルーガーは、15番、16番、17番、2番、そして4番でバーディを奪った。

4アンダーには8バーディ、2ダブルボギーとめまぐるしいラウンドを展開した大会2勝のレティーフ・グーセンのほか、ダニエル・ブルックスエスタニスラオ・ゴヤ、ロス・マッゴーワン、ジャスティン・ウォルタース、そして3ホールを残してプレーを切り上げたデービッド・ドライスデールがつけている。

大勢の選手がひしめく3アンダーのグループには、世界14位のブランデン・グレース、そしてルーキーのニノ・ベルタシオとローリー・カンターといった面々がつけている。

大会ホストのエルスは14ホール終了時点で3オーバーとするも、7番と8番でバーディとイーグルを奪って盛り返し、最終ホールではショートパットを外してボギーを叩き、1オーバーとしてこの日のプレーを終えた。

ディフェンディングチャンピオンのアンディ・サリバンは3オーバーの「75」と、ヨーロピアンツアータイトルの初防衛へ向け厳しいスタートとなった。バーディでスタートを切ったサリバンは、一進一退のスコアを続けて迎えた13番、14番で連続ボギー。パー3の17番では4パットでこの日2つ目となるダブルボギーを叩いた。

ポール・ダンは体調不良により出場を取り止め、ニコラス・コルサーツリチャード・フィンチはそれぞれ肩とアキレス腱の負傷により途中棄権となった。

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