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2016年注目の5人

あと少しで2016年シーズンも再開ということで、我々はここに、今季大きなインパクトを残すであろうと予想する5人の選手をピックアップしてみました。さあ、カウントダウンの始まりです。最初の選手は…

ルーカス・ビェルレガード

ルーカス・ビェルレガードは、2015年に大きなトーナメントで見事なパフォーマンスを披露することでその実力を証明する前から、折に触れてその才能の片鱗を見せてきた。多くの近代的なゴルファー同様に運動能力とパワーに秀でたデンマーク出身のビェルレガードは、5回のトップ10入りが物を言い、2015年の「レース・トゥ・ドバイ」をキャリア最高の34位で終えた。シーズン最終盤にトップギアに入ったビェルレガードはラスト5大会を通算56アンダーでラウンドし、「UBS香港オープン」ではジャスティン・ローズに次ぐ1打差の2位、そして中国での「BMWマスターズ」でもクリスとファー・ブロバーグに次ぐ1打差の2位に入った。

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ビェルレガードの2015年は、彼にとってシーズン開幕戦となった「アルフレッド・ダンヒル選手権」で優勝争いに絡みながら最終日に「89」を叩いたところからバウンスバックをしてのものだったことを考慮すると、なお一層輝いて見える。そんな手痛い記憶も遠い昔のものとなったビビェルレガード。仮にこの才能豊かなQスクール上がりの選手が、欧州ツアー初優勝を今季に挙げたとしても、そんなに驚かないでいただきたい。

■ ジャコ・バンジル

サンシャインツアー13勝のバンジルは、トップ3入りを3度記録するなど2015年シーズンの欧州ツアーで印象に残る選手となり、「レース・トゥ・ドバイ」をキャリア最高の21位で終えた。成績同様、ゴルフの全体的なバランスと人柄もすばらしいバンジルは、スポットライトを浴びても気楽に振る舞っているように見える。この南アフリカ人選手にとって、2015年のハイライトは、初日に11アンダーの「61」というとてつもないスコアを叩き出し、2位で大会を終えたファイナルシリーズ初戦の「トルコ航空オープン」である。

バンジルはフェアウェイキープ率と平均飛距離の両方でトップ35入りを果たしたほか、スクランブル率でも23位に入っており、好調そのままに2016年は欧州ツアー初優勝を狙いに行く。欧州ツアーで最終日に優勝争いを演じる経験をさらに積んだとあって、ジャコの名は1年を通してリーダーボードの中でも特に注目すべき名前であると言えよう。

マキシミリアン・キーファー

22大会連続予選通過、欧州ツアーにおける年間最多バーディ数(437)、そしてトップ10入り5回と、2015年はマキシミリアン・キーファーにとって充実の1年となった。また、2014年シーズンと比較すると「レース・トゥ・ドバイ」での獲得賞金を倍増させたドイツ出身のキーファーは、ランキングを55位で終えており、その思い出深いシーズンに足りなかったのは欧州ツアー初優勝のみであった。その特徴的なプリパットルーティン(パットに入る前の動作)で知られる25歳のキーファーは、2014年から15年にかけて平均ストロークが1打以上向上し、このカテゴリーでは17位に入っている。2015年はマックスにとって大きなシーズンとなったが、2016年はさらなる大躍進を遂げる1年になるかもしれない。

ラッセル・ノックス

彼は多くの同世代の選手たちとは違う道程をたどって欧州ツアーの優勝経験者となったわけだが、2015年のラッセル・ノックスの登場は華々しいものだった。スコットランド出身ながらノックスはキャリアの大半を米PGAツアーで積んでおり、同ツアーではトップ10入りを10回経験しているが、中国で開催された今季の「WGC HSBCチャンピオンズ」で欧州ツアー初優勝を果たしたのである。「ライダーカップ」の代表入りを目標に掲げた30歳のノックスは、その優勝を契機に、欧州ツアーの正式メンバーとなったため、2016年は大西洋のこちら側で優勝争いを演じるこの世界的ゴルファーの姿をしばしば見かけるようになったとしても決して驚かないように。

■ ベルント・ウィスベルガー

この才能豊かなオーストリア人選手は、既に欧州ツアーで3勝を挙げており、キャリアを通じて注目すべき存在となってきたわけだが、ウィスベルガーは次なる高みに到達する段階に入ったように見受けられる。「アルストムフランスオープン」を制し、アイルランドとマレーシアでは2位に入るなど、その実力をまざまざと見せつけたパワフルな30歳は見事な2015年シーズンを送り、年間の通算アンダーパーでは欧州ツアートップのスコアを叩き出した(通算142アンダー)。ウィスベルガーは出場25大会で予選落ちは4回のみと安定した成績を残し、昨季は平均ストローク69.95(このカテゴリーでは7位)を記録している。大きな舞台でも物怖じすることのない彼は、さらなるキャリアの飛躍、そしてヘイゼルタイン開催となる2016年「ライダーカップ」でのダレン・クラーク率いる欧州代表入りを目指しており、2016年に何か大きなことをやってのけるかもしれない。

いかがでしたか。これが我々の予想する2016年に大きなインパクトを残すであろう5人の選手です。今年はシーズンを通してビェルレガード、バンジル、キーファー、ノックス、そしてウィスベルガーに注目し、くれぐれも彼らが各々のキャリアで飛躍を遂げる瞬間をお見逃しなきように。

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