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2015年 KLMオープン
期間:09/10〜09/13 場所:ケネマーG&CC(オランダ)

ピータースがKLMオープンを制覇

トーマス・ピータースが1打差で「KLMオープン」を制し、ヨーロピアンツアー初勝利から僅か2週間後に2勝目を挙げてみせた。

3日目を終え首位に立っていたリー・スラッテリーが、最終ホールで1.2メートルのパットを沈めればピータースの設定したクラブハウスターゲットである通算19アンダーに並ぶとあって、プレーオフは必至かに見えた。

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しかしながら、先週の「M2Mロシアオープン」王者のスラッテリーはこのパットを外し、ベルギーのピータースに2勝目を手渡すこととなった。

スラッテリーは通算18アンダーとし、最終日を8バーディ、1ボギーでラウンドしたエドアルド・デラリバと並んで2位タイで大会を終え、さらに1打差4位にはファブリシオ・サノッティが入った。

8月30日に「D+Dレアル チェコマスターズ」を制して、ヨーロピアンツアー初優勝を果たしたピータースは、ケネマーG&CCでの最終日を首位で並ぶラファエル・カブレラベローとスラッテリーと2打差からスタートするも、フロントナインで4つのバーディを奪って優勝争いに名乗りを挙げた。

ピータースは10番でもバーディを奪ってスコアを伸ばすと、11番では3メートルのパーパットを外し、通算18アンダーに後退。13番で再びバーディを奪い、上がり5ホールをパーとして、初日から3日目までの「68」、「66」、そして「62」に続き、最終日を「65」で終えた。

「本当に嬉しいですね。チェコの方が良いプレーができたと思いますが、今週はショートゲームがすばらしく、何度も僕を救ってくれました」とピータース。

「ラウンド序盤で幾つか良いパットを沈め、9番ですばらしいパーセーブがあったので、あれで勢いを持続させることができました」

「終盤でもチャンスはあり、あと2つほどスコアを伸ばす必要があると感じていました。リーには気の毒でした、彼はすばらしいプレーをしていたので」

「最終ホールで彼のプレーを見るのは心地いいものではありませんでした。もう一つバーディが奪えていればと思っていました。今週の出来や自分のプレー振りには満足していますし、ここから更に前進できれば良いですね」

「この勝利はチェコでの勝利よりも大変だったと思います。間に1週間のオフを取り、ハードワークを積んできました。多くの課題がありましたが、こうしてまたすぐ優勝できて嬉しいです」

「ここでの勝利は特別です。自宅はここからそう遠くありませんからね。オランダのギャラリーが僕の名前を呼んで応援してくれたのは最高だったので、彼らにも感謝したい。僕ら2カ国は結束している感じなんですよ。また家族が一緒だったのも嬉しいです」

先週の「M2Mロシアオープン」の覇者であるスラッテリーは、2番でバーディを奪う幸先の良いスタートを切ると、その後は9番でパーをセーブする3メートルのクラッチパットを決めるなどパーを7つ並べ、前半を「35」で折り返した。

その後、イングランド出身のスラッテリーは12番と14番でバーディを奪い、通算19アンダーまでスコアを伸ばすも、最終ホールでは時ならぬボギーを叩いた。

「今日は優勝する絶好のチャンスと共に臨み、最後のパットを少し左に引っ掛けた以外は、全て為すべきことはできたと思う」とスラッテリー。

「またすばらしいゴルフができたし、自信に繋がったよ」

「今週、自分のやり遂げたレベルでプレーできたこと、それもこれだけのトッププレーヤーがフィールドにいるなかで優勝しそうになったことは、とても嬉しいし、励みになる」

「22メートルを2パットでプレーオフというのは簡単ではなかった。すごいプレッシャーがかかっていたからね。パーパットはうまく打てなかった。正直に言うと、今週プレッシャーにさらされながら打ったのはあれが初めてだったんだ。トーマスはお見事だったね。彼はすばらし選手だよ」

「これでシーズン終盤へ向けての見通しが立ったね。シーズン終盤の大きな大会へ向けて準備することができる。とてもいい心持ちがするし、自宅では家族に癒してもらえるしね。来週はロシアでの優勝を祝う大きなパーティーがあるんだ。ここ2週間で多くのすばらしい出来事があったし、とにかくそれを楽しまないと」

デラリバは日曜のフロントナインを3バーディ、1ボギーでラウンドし、「34」として後半へ折り返した。

33歳の彼はバックナインに入ると、10、11、12番と3連続バーディを奪う目覚ましいダッシュを決め、14番と17番でもバーディを奪ってこの日のスコアを「63」とした。

「今日はとても良いプレーができた。実際、今週はずっと調子が良かったんだけどね。今日はティからグリーンにかけて、とても安定していたし、パターもとても良かった。『63』で大会を締めくくることができて、とてもハッピーだよ」とデラリバ。

「今日はかなり良いスコアが求められているのは分かっていたけれど、自分のゲームプランを固持し、チャンスがやって来たらそれを決めようと思っていた。リーダーボードは見たけど、気を取られ過ぎないようにしようと努めていたんだ」

通算16アンダーの5位タイにエディー・ペパレルとモルテン・オラム・マドセンが入り、らファ・カブレラベローは通算15アンダーで大会を終えた。

一方、米国のレジェンド、トム・ワトソンは3日連続となる「68」で日曜をラウンドし、通算7アンダーで大会を終えている。

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