昨年覇者のM.ウォーレンは、直近の5大会では2度のトップ5入りを果たす好調ぶりだ

今週は2014年シーズンに大成功を収めた「メイド・イン・デンマーク」が、第2回大会を開催すべく、再びヒンメルランドゴルフリゾートに帰ってくる。「ライダーカップ」出場選手、若きスター選手たち、そしてヨーロピアンツアーの優勝経験者がフィールドに名を連ねるなか、スタッツ分析のリーダーは次の5人を注目選手としてピックアップした。

■ マーク・ウォーレン

マーク・ウォーレンは第1回「メイド・イン・デンマーク」を制して以来、素晴らしい12ヶ月間を送ってきた。昨夏、世界ランク150位圏外へもれていたスコットランド出身のウォーレンは、トップ50圏内でタイトル防衛に臨むことになった。昨年の勝利はウォーレンのキャリアにとって刺激となったようで、この1年間でウォーレンはヨーロピアンツアーでのトップ25入りを14度記録し、直近の5大会では2度のトップ5入りを果たしている。ウォーレンのショートゲームにおける進歩は最近の成功を引き寄せる“触媒”となっており、彼は平均パット数、パーオン時の平均パット数、スクランブリング、そしてサンドセーブ率でキャリア最高の数字を残している。こうした絶妙なタッチは、今週、距離の短いヒンメルランドゴルフリゾートを攻略する上で、ヨーロピアンツアー3勝を誇るウォーレンにとって大きな助けとなることだろう。

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■ ソレン・ケルドセン

先週の出場でツアー史上30人目のヨーロピアンツアー500回出場を果たしたソレン・ケルドセンが、地元での優勝を期してデンマークへ戻ってくる。「アイルランドオープンbyロリーズファウンデーション」で優勝を遂げるなど、2015年はカムバックを果たした充実のシーズンを送っている40歳のケルドセンは、続くノルウェーでは2位に入ったほか、フランス、そして「WGCブリヂストンインビテーショナル」ではトップ15入りを果たしている。昨年この大会をトップ15圏内で終え、コースからわずか50キロしか離れてないオールボーの出身とあって、今週は地元の大声援を受けることになる。

■ マシュー・フィッツパトリック

マシュー・フィッツパトリックはヨーロピアンツアーで最も輝きを放つ若きスター選手の一人である。ここ2ヶ月で、20歳のフィッツパトリックは「ライオネスオープン」、そして「オメガヨーロピアンマスターズ」と、2度のトップ3入りを記録している。「サルタイヤエナジー ポール・ローリーマッチプレー」でソリッドなパフォーマンスを披露してから3週間、フィッツパトリックは今週の大会へ向け、米国で休養を取りつつ練習を積んできた。見事にも、彼はフェアウェイキープ率とパーオン率の両方でトップ10入りしているツアー唯一の選手である。

■ リカルド・カールバーグ

2015年シーズンは12戦中7戦で予選落ちを喫するスタートとなったリカルド・カールバーグは、ここへ来て調子を取り戻している。直近の10ラウンドでは「67」かそれよりも良いスコアを5回記録。「アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン」、そして「オメガヨーロピアンマスターズ」と、出場したここ3大会で2度のトップ10入りを果たしている。現在「レース・トゥ・ドバイ」で89位につけるカールベリは、シーズン後半にスパートをかけ、トップ60圏内まで順位を押し上げて自身初となるシーズン最終戦の「DPワールドツアー選手権」へ駒を進めたいと熱望している。スウェーデン出身のカールベリは昨年この大会で良いプレーを見せており、最終日を「69」でラウンドしてトップ10入りを果たした。

■ S.S.P.チョウラシア

S.S.P.チョウラシアは、短いコースのスペシャリストとしてその名を馳せている。インド出身の彼は、ツアー屈指の飛距離を誇るわけではないが、ショートゲームとパッティングに関しては素晴らしい技量を持っている。彼はヨーロピアンツアーの平均パット数ではここ4シーズン一貫してトップ25圏内に入っており、 今年もトップ10にその名を連ねている。37歳のチョウラシアは、デリーでのホームオープンで2位に入るなど、シーズン出だしの3大会で2度のトップ10入り。彼はスイスでの4日間を「70」、「66」、「70」、「69」でラウンドし、トップ25入りを果たして以来、3週間のオフを経て今週の大会に臨むことになる。ちなみにチョウラシアは、2014年の「メイド・イン・デンマーク」で4日間通して「71」かそれよりも良いスコアを並べた3人のうちの一人である。