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2015年 スペインオープン
期間:05/14〜05/17 場所:エルプラット・レアルGC(スペイン)

バルセロナでエスパーナが躍動

レアル・クラブ・デ・ゴルフ・エル・プラトが1日を通じて厳しいコンディションとなるなか、この大会にぴったりの名前を持つエドゥアルド・エスパーナが1打差の首位で「スペインオープン(オープン・デ・エスパーニャ)」を折り返した。

チャレンジツアー上がりのエスパーナは、今週を迎えるまでルーキーイヤーとなる今季の欧州ツアーで一度しか「70」を切ったことがなかったが、初日の「68」に続き、2日目を「69」でラウンドし、通算7アンダーまでスコアを伸ばした。

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アルゼンチンのリカルド・ゴンザレスが1打差でこれを追っており、さらに1打後方には北アイルランドのマイケル・ホーイと南アフリカのダレン・フィチャートが続いている。

ディフェンディングチャンピオンのミゲル・アンヘル・ヒメネスは今季2つ目、そして欧州ツアーではキャリア通算9つ目となるホールインワンを8番ホールで達成するも、後半を「39」とし、この日のラウンドを「71」として首位から6打差としている。

この日のバルセロナは強風の吹き荒れるコンディションとなり、午前中にラウンドした世界7位のセルヒオ・ガルシアは2日目のスコアを「72」として通算3オーバーとし、この時点ではカットラインに2打及ばない状況だったが、1日が終わってみれば結局は首位から10打差で1打の余裕を持って予選通過を果たした事実がこの日のコンディションの厳しさを物語っている。

昨季はチャレンジツアーで7度のトップ10入りを果たした25歳のエスパーナだが、ステップアップを果たした欧州ツアーでは35位を上回る成績を残せていない。

「このツアーではトーナメントのレベルが高いので難しいですが、このままトライし続けますよ」とエスパーナ。

「強い風のなか、とても良いプレーをしました。良いプレーでしたし、とても満足しています」。

2番でバーディを奪いながらも3番のボギーで帳消しとなったエスパーナだったが、7番で今一度バーディを奪うと、その後は我慢強くプレーし、14番で12mのバーディパットを決めると、15番ではピッチショットをタップイン圏内に寄せてバーディを奪った。

自分と同名(同じ綴り)のトーナメントで首位に立ったことについて訊かれたフランス出身のエスパーナは、「会場のあちこちで自分の名前が出ている大会で首位に立っているのですから、とてもクールなことですね」と答えた。

「僕の家族は元々スペイン出身なんです。それでエスパーナという苗字なんですね。とても良い感じですよ、今週は従兄弟もここへ来ていますし」。

欧州ツアー4勝のゴンザレスはそのうち2勝をスペインの地で挙げており、最後の優勝は6年前にスウェーデンで果たしている。

しかし、2013年以降トップ10入りを果たしていないゴンザレスは、昨年11月にQスクール出場を余儀なくされ、そこで2位の成績を残して自身18シーズン目となる欧州ツアーのシード権を獲得した。

エスパーナが素晴らしい終盤のラウンドを展開するまでは、2日連続の「69」で午後の大半を首位の座で過ごした45歳のゴンザレス。2日目を終え「自分のゴルフには満足している。この風のなか、2日続けての『69』は素晴らしいスコアだ」と述べた。

「週末はタフな状況でのプレーを望むよ。そうなればロングヒッターに利することになり、ショットの良い選手が有利になるからね。今週、自分はそのカテゴリーに属しているようだから」。

「スペインでプレーするのは大好きなんだ。ここには友人もいるし、アルゼンチンと同様に食べ物も美味しいから、ここはアットホームな感じがするんだ」。

「スペインの仲間たちとはとても馬が合うんでね、もう少し若者を手子摺らせることができればいいね。多くの人々が私を応援してくれているから、彼らを楽しませることができるよう努めるよ」。

「Qスクールでは素晴らしい1週間を送り、それが今日この場に立つチャンスをもたらしてくれた。昨年は厳しい年だった。心ここに在らずというゴルフをしてしまった。今年はもっと自分のゴルフに集中しているんだ」。

初日「71」のホーイは2日目を「68」でラウンドし、フィチャートはこの日を「73」でラウンドして通算5アンダーとした。

木曜はより厳しさの増した午後のラウンドで見事「66」を記録したフィチャートは、5番からの3連続バーディで一時は2打差の首位に立つも、10番からの6ホールで4つスコアを落とし、後半で「40」を叩く展開となった。

初日首位でフィチャートと同じく南アフリカ出身のトレバー・フィッシャーJrもこの日のコンディションに手を焼き、最終ホールでバーディを奪うもこの日のスコアを「78」として、通算1アンダーで大会を折り返した。

ヒメネスはホールインワンの回数で、コリン・モンゴメリーの持つ欧州ツアー記録に並んだ。

ツアー最年長優勝を誇るヒメネスは、彼の放った6番アイアンのショットがホール手前約4.5メートルに着地し、そこから完璧な軌跡を描いてホールに吸い込まれたことにより、副賞として288本のビールを受け取った。

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