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ワトソンはパッティングの謎解決に躍起

ゲンゾンゴルフクラブで開催される今週の「深センインターナショナル」へ向け、メジャー2勝のバッバ・ワトソンはパットの調子を取り戻したいと望んでいる。

前回中国を訪れた際は「WGC HSBCチャンピオンズ」で優勝を果たしたワトソンは、今季の「レース・トゥ・ドバイ」に新たに加わった5大会の一つである今大会の優勝候補の一人である。

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米国出身の世界4位はタイトル防衛を懸けて臨んだ先週の「マスターズ」は38位タイに終わったが、オーガスタナショナルでの優勝争いからそう遠くないところにいたことを強調した。

「高い期待と共にあそこへ行ったが、パットが全く入らなかった」とレフティの飛ばし屋は述べた。「ラウンドも、その週も、パッティングの出来不出来(できふでき)に左右されてしまうんだ」

「それにジョーダンがとんでもないゴルフをした。彼は初めて通算19アンダーまで到達した選手となり、パットを全て決めたんだ」

「あれはいかにゴルフのトーナメントで勝つかというお手本だった。決めるべきときに、重要なパット決めるというね・・・」

今週の火曜に今大会の試合会場で初めてプレーしたワトソンは、「昨日、18ホール全てプレーしたけれど、木々のある2番ホールはこれまで僕の見てきたホールの中でも指折りのタフさがあると言わねばなるまいね」と述べた。

「このゴルフコースはティショットから過酷だ。正しい場所へ打たなければならないし、グリーンは起伏があってトリッキーなんだ。グリーンは速さが全てだね」

「というわけで、タフになるだろうけれど、そのチャレンジを楽しみにしているし、週末には優勝のチャンスがあればと思っている。そのためにここへ来たわけだから」

先週は今季最初のメジャーでの、スピースによるセンセーショナルな優勝がゴルフ界を賑わせたわけだが、公式世界ゴルフランキングのトップ2を、25歳の北アイルランド出身のロリー・マキロイと、21歳の米国人のスピースが占めていることで、世間では世代交代が囁かれている。

ワトソンはそうした意見に同意しつつも、今週のホスト国である中国から、将来的にその2人を脅かす存在が出てくるのではないかと感じている。

「皆年を取るから、(ゴルフ界の様相も)変わってくる。年を取れば以前ほど高いランクにはいられなくなるし、その事実がゴルフというゲームが正しい方向へ進んで行っていることを証明しているんだ。僕らが中国へ来たのもそのため。この競技をもっと発展させるために来たんだから」

「中国の人口を考えると、ゴルフはもっと発展すると思うし、2倍の規模になることも有り得る。あと5年の間に、中国の若手選手がゴルフ界の様相を変えるのは確かだと思うよ」

現在、最も世界ランクの高い中国選手は、昨年、中国国内で4勝を挙げた世界194位のリー・ハオトン(李昊桐)だ。

予選ラウンドで、ワトソンとフランスのアレックス・レビーと同組でプレーすることになった19歳の李は、昨季出場したヨーロピアンツアーの4大会全てで予選通過を果たしており、世界の舞台でも自身のゴルフが通用することを証明したいと考えている。

「彼(ワトソン)のことはテレビで見てきました。『マスターズ』での優勝をはじめとした活躍の数々をね」

「始めの2日間、彼と同組でプレーする機会が得られてとてもラッキーですし、この先も彼と同組でプレーする機会を作って行きたいです」

「そういう場へ到達するためにも、今は一段一段、着実にランキングのポイントや賞金を稼ぎたいと思っています」

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2015年 深センインターナショナル



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