2015年 ツワネオープン

ツワネオープン注目の5人

2015/03/11 08:30
ディフェンディングチャンピオンのロス・フィッシャー

我々は今週開催される「ツワネオープン」のため、イーストロンドンからウォータークルーフへと南アフリカ内を1000キロ移動した。新たに開催地をプレトリアCCへと移した今年は地元の有力選手たちが多数出場する。注目される5人の選手を紹介しよう。

ロス・フィッシャー

「ツワネオープン」王者は1年前にタイトルを手にした地で防衛に臨むわけではないが、痛手とはならないだろう。現在「レース・トゥ・ドバイ」で3位につけるイングランド出身のフィッシャーは、出場した直近の8大会で2度の2位を含む6度のトップ25入りを果たしている。南アフリカとの相性が良いようで、この地で出場した直近の4大会で3位、10位、優勝、2位という好成績を立て続けに残している。プロとしてタイトル防衛を果たした経験は持っていないが、今週は初防衛を達成することができるだろうか。

ジョージ・クッツェー

「ツワネオープン」が初めて開催されるプレトリアCCを熟知する選手の一人。彼が10歳のとき初めて出場したゴルフ大会はプレトリアCCで開かれたが、その9ホールの大会を「49」でラウンドし優勝した。少年時代からクラブのメンバーとして過ごしてきたが、夏の暑い日にシャツを脱いでプレーしたのが見つかり、メンバーのボール探しをする「奉仕活動」に6週間従事した。南アフリカ出身で27歳のクッツェーは今季、自身のスイングに修正を加えており、これまでのところ、欧州ツアー初制覇を成し遂げた昨季の勢いは影を潜めているが、直近の4大会で2度のトップ25入りを果たしており、復活の兆しを見せつつある。

モルテン・オラム・マドセン

モルテン・オラム・マドセンにとって、2015年シーズンのスタートはワイルドではありながら、素晴らしいものになった。「オメガドバイデザートクラシック」の最終日をロリー・マキロイに次ぐ2位でスタートし、オープニングホールでトリプルボギーを叩きながらも4位フィニッシュを果たした。先週の「アフリカオープン」でも、「71」でラウンドした初日に、6バーディ、4パー、4ボギー、2イーグル、1ダブルボギー、1トリプルボギーと出入りの激しいゴルフを展開した。それでも週末を「64」と「66」でまとめ、トップ3に入った。デンマーク出身のマドセンは、450ヤード超のパー4を5ホール数える全長7063ヤード、パー70のレイアウトが飛距離のある自身のゴルフに利することを期待している。

■ ジャコ・ヴァンジル

ヴァンジル以上に南アフリカでのプレーが好きな選手もそうはいない。欧州ツアーでトップ5入りを10度達成しているが、その内の半分は母国の地でだ。「ヨハネスブルグオープン」の6位、先週の「アフリカオープン」の3位を経てプレトリアCCへとやって来る。昨年、膝の手術を受けたため、今季はメディカル・エグゼンプション(公傷制度)のもとでプレーする36歳のヴァン・ジルは、このところキャリア最高のプレーを披露している。直近の8ラウンド全てでアンダーパーを記録し、その間の通算スコアは29アンダーとなっている。

ホルヘ・カンピージョ

先週の「アフリカオープン」で3位に入り、好調のままウォータークルーフへと乗り込む。かつて6年にわたりスペインのアマチュアナンバーワンの座に居続けたカンピージョは、欧州ツアーでは直近の8大会でいずれも予選通過を果たしており、南アフリカではここ3大会全てでトップ35入りを果たしている。ここ8ラウンドの平均スコアを68.75としており、今週の「ツワネオープン」ではダークホース的な存在といえる。

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