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王者マキロイが余裕の勝利

「オメガドバイデザートクラシック」で堂々たるパフォーマンスを披露し、首位を走り続けたロリー・マキロイがエミレーツGCでの2勝目を達成した。

みごとに「64」でラウンドした金曜から首位に立ち続けた世界ナンバーワンのマキロイは、最終日を2アンダーの「70」でラウンドし、トーマス・ビヨーンスティーブン・ギャラハーの打ち立てた大会記録に並ぶ通算22アンダーで2位に3打差をつけて勝利を飾った。

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両手首の腱炎のため2014年のほとんどを棒に振ったスウェーデンのアレックス・ノレンは、最終日を「65」でラウンドし、欧州ツアーでは2011年以来の好成績となる2位で大会を終え、復活を高らかに宣言した。

2009年にプロ初優勝を飾った地で再び勝利を挙げたマキロイは、ここのところ連続していた2位フィニッシュの羅列に終止符を打てたことに喜びを見せた。

「またトロフィーに自分の名前を刻めたが良いね」とマキロイ。この勝利により、欧州ツアーではここ7大会で4勝を挙げ、2位に3回入ったことになる。

「ここのところはティアップするごとに2位になっている感じだったから、変化が必要だった。もちろん、それはもう一つ上の順位を目指すということで、今日はありがたいことに達成できたね」

「1週間を通して、とても良いプレーができた。今日はすべきことができたね。昨日までの3日間ほどのプレーではなかったけれど、堅調なラウンドをプレーして首位を保つことができた」

最近、欧州ツアーの大会では、マルティン・カイマーとチャール・シュワルツェルが大差の首位で迎えた最終日に逆転を許しているが、マキロイもまた自分も似たような運命に直面するのではないかとの懸念を抱いたことを認めた。

「序盤の数ホールは若干あやふやな感じだったんだ」とマキロイ。「ここ何週間かで、僕らは大差のリードに何が起こりうるかを見てきたわけだけれど、僕はそれを意識して、何もミスを犯さないよう確認しながらプレーしていたんだ」

4打差の首位でスタートしたマキロイは、2位で追っていたモルテン・オラム・マドセンがオープニングホールでバンカーからの脱出に失敗し、トリプルボギーを叩いたことにより、瞬く間にその差を広げた。

マドセンに代わりマキロイにプレッシャーを与えたのはかつての世界ナンバーワンであるリー・ウェストウッドだった。出だしの5ホールで3バーディを奪い、首位との差を4ストロークまで縮めた。

その間、マキロイが奪ったバーディは4メートルのパットを沈めたロングホールの3番での一つにとどまり、ウェストウッドは6番でボギーをたたいたが、マキロイもグリーンを捉え損ねたショートホールの7番でボギーを喫した。

しかし、ウェストウッドが池に落とした9番で2日連続となるダブルボギーをたたくと、その後はマキロイにとって脅威となる選手は皆無となった。

25歳のマキロイは10番でガードバンカーからピンそばに寄せてバーディ奪取に成功すると、12番では6メートルのバーディパットを沈め、ロングホールの13番では息を呑む2打目のショットから2パットでこの日最後のバーディを奪った。

メジャー4勝のマキロイは、終盤は安全なゴルフに徹し、フェアウェイとグリーンを危なげなく捉えてパーを積み重ねた。

2009年から2011年にかけて欧州ツアーで3勝を飾るも、昨季はわずか2大会の出場にとどまったノレンは、再び上位の争いに身を置いたことに喜びを感じている。

「素晴らしい1日、素晴らしい1週間だった」と、最終日を8バーディ、1ボギーでラウンドした32歳のノレン。「この感じが恋しかったんだ。自分の鼓動や緊張感を味わうこの感じがね。やっぱり良いものだね」。

「勝つことは全く考えていなかった。彼は良すぎたからね。僕はただ、良い形で大会を終えようとしていたんだ。バーディを奪い続け、他の選手より上の順位を維持しようとね」

「2カ月前はこんなに早期にまたプレーができるかどうか分からない状況だったんだ。先の見通しが立たないのは辛いものだし、それがちょっと問題になっていたのだけれど、考えていたより物事が好転したんだ」

前回王者のスティーブン・ギャラハーは最終日を「69」でラウンドし、通算16アンダーの3位で大会を終えた。その1打差の4位タイにはマドセン、「全米オープン」王者のカイマー、アブダビで勝利したガリー・スタール、「南アフリカオープン」王者のアンディ・サリバン、そしてオーストリアのベルント・ウィスベルガーが入った。ウェストウッドは結局イーブンパーの「72」で最終日をラウンドし、9位タイで大会を後にした。

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2015年 オメガドバイデザートクラシック



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