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マキロイがヨーロピアンツアー年間最優秀ゴルファーに選出

ロリー・マキロイが2014年レース・トゥ・ドバイ・ヨーロピアンツアー年間最優秀ゴルファーに選出された。並外れたシーズンを送った彼にとって、この権威ある賞の受賞はここ3年で2度目となる。

世界ナンバーワンのマキロイは恐らくヨーロピアンツアー史上最高ともいえるシーズンを送った。何しろ彼は4つの権威ある大会で栄冠に輝き、その中には2つのメジャータイトルが含まれ、2度目の制覇を果たした「レース・トゥ・ドバイ」では、2013年の年間最優秀ゴルファーである2位に入ったヘンリック・ステンソンに2,168,410ポイントもの大差をつけたのである。

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米PGAツアーでも獲得賞金で首位となったマキロイは、史上初めて2度に渡り大西洋を挟んだ米欧両側で同シーズンの賞金王に輝いたほか、グレンイーグルスで米国代表に対し華々しい勝利を挙げた「ライダーカップ」欧州代表チームの一員として活躍した。

北アイルランド出身のマキロイの目覚ましい1年は「アブダビHSBCゴルフ選手権」での2位タイで幕を開けた。その後、マキロイはオーガスタ・ナショナルでの「マスターズ」で初のトップ10入りを果たすと、ヨーロピアンツアーで最も重要な大会であるウェントワース・クラブでの「BMW PGA選手権」で、最終日を「66」でラウンドし、7打差を逆転して今季初勝利を飾った。

しかし、これで終わりではなかった。盛夏に驚異的な活躍を見せたマキロイは、先ずロイヤルリバプールGCで開催された第143回「全英オープン」で同大会初制覇を飾ると、続けざまにオハイオ州のファイヤーストーンCCでの「WGCブリヂストン・インビテーショナル」でWGC初制覇を果たしたのである。更に25歳のマキロイは、ケンタッキー州のバルハラGCでのここ3年で2度目の開催となった「全米プロゴルフ選手権」も制覇し、3連勝を遂げ、ジャック・ニクラス、そしてタイガー・ウッズに続き、史上3番目の若さで4つのメジャーのうちの3タイトルを手にした。

その1ヶ月後、マキロイは「ライダーカップ」で、リッキー・ファウラーを5&4で圧倒して日曜のシングルスでチーム初ポイントをもたらすなど、大会を通して3ポイントを獲得し、欧州代表チームによる見事な勝利の立役者となった。マキロイはその翌週の「アルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権」で2位タイに入ると、最終戦の「DPワールドツアー選手権」でも今年3回目となる2位タイに入り、輝かしいシーズンを締め括った。

今季は5月、7月、そして8月に月間最優秀ゴルファーとなったマキロイは、満場一致でゴルフライター協会の会員を始めテレビやラジオのコメンテーターらにより選出される2014年レース・トゥ・ドバイ・ヨーロピアンツアー年間最優秀ゴルファーに輝いたのである。同賞の複数回受賞は、史上最年少での快挙となった。

マキロイは受賞にあたりこう述べた。「2度目のヨーロピアンツアー年間最優秀ゴルファーに選ばれたのはとてつもない光栄であり、僕はこれをすごく誇りに思っている。今年獲得した4勝のうち一つでも勝てていれば良い1年になっていたところだけど、あの4大会全てで勝利を挙げ、『レース・トゥ・ドバイ』も制したばかりか、今一度『ライダーカップ』における欧州代表の素晴らしい勝利の一員となれたのだから最高のシーズンとなったね」。

「この賞は1年の締め括りとしては最高だよ。僕にとってヨーロピアンツアーは常に良い場所であり、このような形で認知されるのはいつだって特別なことだ。またこのような1年を送り、この賞を勝ち取ることができたらと思う」。

ヨーロピアンツアーの最高責任者であるジョージ・オグレディ氏は、「2014年シーズンはヨーロピアンツアー史上最高のシーズンの一つとなり、ロリー・マキロイによる世界を舞台にした驚くべき偉業により定義される1年となることでしょう」と述べた。

「欧州代表による『ライダーカップ』の防衛、そしてマルティン・カイマーによる「全米オープン」と「プレイヤーズ選手権」制覇という米PGAツアーでの活躍だけをとっても欧州ゴルフ界にとって記憶に残るシーズンとなったのですが、ロリーが我々の国際スケジュールの中で最も重要な4大会を制覇したことにより、今季のストーリーはこれから長きにわたって語り継がれることになるでしょう。従いまして、2014年の年間最優秀ゴルファーがロリーであるのは、実に然るべきことなのです」。

「ロリーはゴルフという競技の素晴らしいアンバサダーであり、来年の『アイルランドオープン』への支援を発表するなど、ヨーロピアンツアーの忠実なサポーターでもありますので、我々は皆、彼の成功を誇りに思います。それは今年1年のみではなく、今日に至る彼のキャリアそのものを、ということです」。

ゴルフライター協会のチェアマンであり、デイリーメール紙のゴルフ担当記者であるデレク・ローレンソン氏は、「ライターとしてのキャリアを、セベ・バレステロス、サー・ニック・ファルド、サンディー・ライル、イアン・ウーズナム、そしてベルンハルト・ランガーらの勝利への冒険を記事にすることから始めた私にとって、今年が欧州ゴルフ史上最高の1年であったことは非常に感慨深い」と述べた。

「しかしこの偉業を前にすると、そこに議論の余地はない。ヨーロピアンツアー設立以来、初めて欧州勢が3つのメジャータイトルを手にし、更に圧倒的な強さで『ライダーカップ』を制覇したのだから」。

「この快挙の先頭に立ったのは2人の男だ。米国では、僅か1ヶ月余りの期間に、マルティン・カイマーが『プレイヤーズ選手権』で優勝し、更に恐らく72ホールのパフォーマンスでは今季ベストとなる出来でパインハーストでの『全米オープン』を制覇した。彼が年間最優秀ゴルファーとなっていてもおかしくなかった」。

「しかし、実に驚くべきことに、彼はそれでも遠く及ばなかった。ロリー・マキロイによる「全英オープン」、「全米プロゴルフ選手権」、「BMW PGA選手権」、そして「WGCブリヂストン・インビテーショナル」の制覇は、彼を単に今年の年間最優秀ゴルファーとするに留まらず、これまでのヨーロピアンツアーにおける最高のゴルファーとした。彼は欧州生まれの選手として史上最高のシーズンを送ったのだ。それも25歳という若さにして。ロリーの時代が幕を開けたのだよ」。

スカイスポーツニュースでゴルフレポーターを務めるジェームズ・ハドック氏は、「ロリーは満場一致に値するだけの1年を送りました。彼は他の選手たちに恐怖心を植え付け、支配性の萌芽した今シーズンを皮切りにゴルフ界を席巻し始めたのですから」と述べた。

「ホイレークでの見事な戦略的パフォーマンスや、ウェントワースやバルハラでの気骨あるカムバックを見せたロリーは、瞬く間にゴルファーとして成熟し、今後、長い時間にわたりこのスポーツの中心であり続けることを証明しました。これに、我々を今一度魅了した彼の『ライダーカップ』でのプレーを加えると、正しく卓越した1年となり、彼のゴルフは一段上のレベルへと飛躍を遂げたのです。これにより、2015年の見通しはとてつもなく期待を膨らませるものとなりました」。

「我々ゴルフのコメンテーター以上に、選手たちが世界ナンバーワン(のマキロイ)を今年の欧州最高の選手に推すことでしょう。彼こそが全ての選手が打ち倒すのを熱望する対象なのですから。ゴルフの新時代の旗手となったロリー・マキロイが2014年の年間最優秀ゴルファーであることに疑いの余地はありません」。

2014年のレース・トゥ・ドバイ・ヨーロピアンツアー月間最優秀ゴルファーに選出された選手のリストは以下の通り:

スペインのミゲル・アンヘル・ヒメネス(2013年12月)、スコットランドのスティーブン・ギャラハー(1月)、フランスのビクトル・ドュビッソン(2月)、ウェールズのジェイミー・ドナルドソン(3月)、フランスのアレクサンダー・レビー(4月)、北アイルランドのロリー・マキロイ(5月、7月、8月)、ドイツのマルティン・カイマー(6月)、アイルランドのポール・マッギンリー(9月)、イングランドのオリバー・ウィルソン(10月)、そしてスウェーデンのヘンリック・ステンソン(11月)。

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